2023.08.19

バスケ日本代表が本番直前の強化試合を1勝2敗で終了…スロベニアに68−103で敗戦

3ポイントにダンクと積極的にゴールを目指した馬場雄大 [写真]=伊藤大允
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 8月19日に有明アリーナで「SoftBank CUP 2023(東京大会) バスケットボール男子日本代表国際強化試合」が行われ、日本代表(FIBAランキング36位)がスロベニア代表(同7位)と対戦した。

 この試合でも17日のフランス代表(同5位)同様、負傷した渡邊雄太(フェニックス・サンズ)がメンバー外に。替わりにルーク・エヴァンス(ファイティングイーグルス名古屋)がロスター入りし、帰化選手の2名登録、オンザコート1の形式にて、試合が実施された。

 スターティングメンバーには河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)、富永啓生(ネブラスカ大学)、馬場雄大吉井裕鷹アルバルク東京)、ジョシュ・ホーキンソンサンロッカーズ渋谷)の5人が名を連ねた。

 ティップオフ直後に得点を許すも、すぐに富永の3ポイントで得点、さらに吉井が3ポイントで続き、序盤は互角の展開に。それでもドンチッチを中心にインサイドとアウトサイドをバランスよく攻めるスロベニアに得点を許し、ジリジリと点差を広げられる。終盤、富樫勇樹千葉ジェッツ)、ルーク・エヴァンス(ファイティンイーグルス名古屋)の3ポイントで追い上げるも第1クォーターは21−26とリードを許した。

 第2クォーター、追いかける日本はディフェンスのプレッシャーを高めて自分たちのペースに持ち込もうとする。するとドンチッチからターンオーバーを誘って富永が得点。さらには馬場、ホーキンソンがゴール下でファウルを誘い、フリースローで得点を加えていく。しかし、ドンチッチの個人技を抑えることができず。4本の3ポイントも決められ、36−50で前半を折り返した。

 改めて先発の5人で後半をスタートさせて追い上げたい日本だが、シュートを決められず逆にリードを広げられる展開に。終盤、比江島慎宇都宮ブレックス)のシュートや富樫の3ポイントで追い上げるも、昨シーズンまで西宮ストークス(現神戸ストークス)でプレーしたジガ・ディメッツのゴール下を止められず、最終クォーターに。

途中出場の比江島慎がゲームの流れを変えようとリングを目指した [写真]=伊藤大允


 27点差を追う日本は馬場の3ポイントやダンク、さらには河村からホーキンソンへのパスで速攻がバスカンとなり、この試合、最も大きな歓声がアリーナを包んだ。しかし、最終スコア68−103で敗戦。日本は馬場がチーム最多の13得点、ホーキンソンが12得点12リバウンド、富永が10得点をマーク。

 日本はこれでSoftBank CUP 2023(東京大会)を1勝2敗で終え、ワールドカップが行われる沖縄に入ることになる。ドイツとの初戦は8月25日、21時10分ティップオフだ。
■SoftBank CUP 2023 東京大会
<8月19日 有明アリーナ>
日本 68-103 スロベニア
JPN|21|15|14|18|=68
SVN|26|24|27|26|=103

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