2023.08.19

ワールドカップ直前、強豪国との対戦に手応えを感じる日本代表…ホーバスHC「本当にもうちょっと…」

世界5位との戦いで手応えを感じたというホーバスHC[写真]=伊藤大允
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 8月19日、日本バスケットボール協会は公式Youtubeチャンネルを更新し、日本代表の裏側に迫る密着動画コンテンツ『INSIDE AKATSUKI』を公開。17日に行われた国際強化試合「SoftBank CUP 2023 東京大会」フランス戦の様子を伝えた。

 ワールドカップ本戦に向けた最終ロスター12名に、バックアップとして追加招集されたエヴァンスルークファイティングイーグルス名古屋)を加えたメンバーで挑んだ強豪国との一戦に密着。15日のアンゴラ戦で負傷した渡邊雄太(フェニックス・サンズ)は出場を見送ったが、ワールドカップ本戦に向けて収穫のある試合となった。

 試合前には河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)が「(フランス代表は)世界トップレベルのチームでもあるんですけど、僕たちのバスケットを貫き通して、前哨戦ではあるものの勝ちに徹するようなバスケットをしていかないといけない」とコメント。強化試合とはいえ、内容だけではなく勝ち負けも重視していることを話した。

 試合では、富永啓生(ネブラスカ大学)を筆頭に、日本が3ポイントシュートなどで得点を重ね、40-45で前半を終えるなど強豪相手に善戦。しかし、後半は高さに分のあるフランスに徐々に点差をつけられ、最終スコア70-88で敗れた。

 しかし、試合後のロッカールームでは、トム・ホーバスヘッドコーチは「本当にもうちょっと細かいところが上手になったら勝つよ」とフランス戦の内容を称賛。「僕は今鳥肌が立ってます」と、肉薄した一戦を振り返った。

 井上宗一郎越谷アルファーズ)も、試合後には「フランス代表は強いってことはわかっていたけど、通用しなかったわけじゃない」と手応えをコメント。「40分間自分たちのやりたいことをフランスは遂行できていた」というのが差だという井上は、フランス戦で無得点と振るわなかった悔しさを胸に、本大会では「もっと体を張って頑張っていきたい」と意気込んだ。

 次戦、日本代表は19日、NBAでもトップレベルの活躍を見せるルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)擁するスロベニア代表と強化試合を戦う。

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