2025.09.27

島田慎二氏のJBA会長就任が正式発表…強化委員長に長崎・伊藤拓摩GM、理事に田臥勇太&大神雄子氏も

JBA会長に就任した島田慎二氏
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 9月27日、日本バスケットボール協会(JBA)は記者会見を開き、新会長に島田慎二氏が就任したことを正式に発表した。

 Bリーグチェアマンも務める島田氏は、JBAの新会長として日本バスケットボール界全体の舵取りを担うことになった。26日に行われたBリーグの会見で、JBA会長との兼務について「価値最大化という観点では、2つのトップをすることで推進できることがたくさんある」と語っていた島田氏。両組織のトップを兼務することで生まれる相乗効果に、大きな期待がかかる。

 さらに、2025年6月まで東野智弥氏が務めていた技術委員長は「日本バスケットボール強化委員会 委員長」と役職名を改め、長崎ヴェルカでGMを務める伊藤拓摩氏が新たに就任することも発表された。

 三重県出身で現在43歳の伊藤氏は、2009年にトヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京)のアシスタントコーチ(AC)に就任し、2015-16シーズンにヘッドコーチへ昇格。Bリーグ初年度の2016-17シーズン終了後に退任して以降は、NBAGリーグのテキサス・レジェンズでACを務めることに。長崎には2021-22シーズンからGM兼ヘッドコーチとして加入し、翌シーズンからはGMに専念。伊藤氏はGM業を続けながら、強化委員会 委員長を並行して務めることとなる。

 また今回の新体制には、新任理事として男子バスケットボール界のレジェンドである田臥勇太宇都宮ブレックス)と、女子バスケ界を長年牽引してきた大神雄子氏(トヨタ自動車アンテロープスHC)が加わることも併せて発表されている。

 日本人初のNBAプレーヤーであり、今なお現役選手としてプレーを続ける田臥氏と、長年女子日本代表選手として世界と戦い、WNBAでのプレー経験も持つ大神氏。コート内外で絶大な影響力を持つ両レジェンドが、その豊富な経験と知見を協会運営に反映させていくことになる。

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