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4月10日、国立代々木競技場第二体育館(東京都)で、第23回Wリーグプレーオフのセミファイナルが行われ、シャンソン化粧品シャンソンVマジック(レギュラーシーズン6位)はトヨタ自動車アンテロープス(同2位)と対戦した。
前日に行われた第1戦に57-80で敗れたシャンソンは、続く第2戦でも第2クォーターに2ケタのビハインドを背負うことに。その後もジリジリと点差を離されると、最後は63-83で敗れ、飛躍の年となった今シーズンが幕を閉じた。
ルーキーの吉田舞衣は試合後の会見で、悔しさのあまり涙を滲ませた。三菱電機コアラーズとのセミクォーターファイナルでは17得点5スティールをマークした吉田は、デンソーアイリスとのクォーターファイナルでも16得点7リバウンドと輝きを放った。
しかし、セミファイナルでは第1戦こそ11得点を挙げたものの、最後の第2戦では5得点にとどまり、悔しい連敗でルーキーイヤーを終えることとなった。「昨日負けてしまって、今日勝つことしか自分たちにはできなかったので、もう一回(チームで)一つになってどうしても勝ちたかったんですけど、自分の仕事をさせてもらえなかったです」。
今シーズンのプレーオフで全4試合に出場し、いずれも33分以上の長いプレータイムを得た吉田は「1年目でこんなに長い時間コートに立たせてもらっているだけでも貴重な経験なので、プレーオフのセミファイナルでプレーさせてもらえたことは感謝しています」と心境を語った。
そして、最後には「今日の悔しさ、昨日今日の試合が結果だと思っているので、この経験が無駄にならないようにまた来シーズン、もっと上を目指せるように頑張りたいです」と自身の成長を誓った。
この悔しい経験を糧にシャンソンと吉田は、どんなプレーを来シーズンに見せてくれるのだろうか。