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4月17日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都)で第24回Wリーグプレーオフのファイナル第3戦が開催され、トヨタ自動車アンテロープスがENEOSサンフラワーズがと対戦。1度目の延長戦、残り12秒でENEOSに追いつかれたトヨタ自動車は、2度目のオーバータイムで走り切れず。最終スコア64-72で惜しくも優勝を逃す形となった。
1戦目、2戦目と好調なパフォーマンスを披露していたトヨタ自動車の馬瓜ステファニーは、第3戦でも20得点14リバウンドと躍動。攻防両面で主軸を担ったフォワードは、試合後の記者会見で「途中から楽しくなってきちゃって。最後負けてはしまったんですけど、ここまで来れるとは思っていなかった」と、笑みをこぼしている。
一昨季から2連覇を果たしていたトヨタ自動車だが、馬瓜としてはあくまでも“チャレンジャー”の立場でENEOSと戦ったという。「あれだけ経験のあるチームに対して、2OTまで運べたというのは自信にもつながったかなと思いますし、トヨタファンの皆さんには『トヨタの未来は明るいぞ!』と言いたいです。最後まで楽しくできたなと思います」。
また相手エースの渡嘉敷来夢については、センター陣で綿密な対策を話し合っていた模様。笛を吹かれることがあっても、「ソハナ(シラ ソハナ ファトー ジャ)も樹奈(梅沢カディシャ樹奈)も、出てきたときにファウルになってでも相手と戦うんだっていう気持ちがすごい見えました。あの2人にはとても感謝しています」と、ゴール下を支えたセンターたちを賞賛した。
ともにプレーオフベスト5に選ばれた山本麻衣との連携については、「長い間一緒にやってきているので、その瞬間瞬間で判断ができていたと思います」とコメント。2人のプレーにほかの選手も呼吸を合わせ、「いい形でつないでくれました」とチームのコンビネーションに触れている。
あと一歩のところで優勝を逃してしまったものの、馬瓜は「自分たちがここまで来たことに自信を持っています。結果として2位にはなってしまいましたけど、みんなを信じてきて良かったなと思っています」と、馬瓜は今シーズンを総括している。
リーグ3連覇の期待を背負い、最後までENEOSと激闘を繰り広げたトヨタ自動車。エースの馬瓜を中心にさらなる飛躍を遂げ、ぜひとも来年のファイナルでこの悔しさを晴らしてもらいたい。