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1月5日の試合から約2カ月の中断期間を経て再開したWリーグ。東京羽田ヴィッキーズは2月24、25日と2日間にわたって、ENEOSサンフワラーズと対戦した。
2試合ともに惜しくも敗れたが、初戦は終盤まで接戦となる展開(62-68)。続く2戦目も63-73と、昨シーズンの覇者に食らいついた。
その原動力の一人となったのが千葉歩だ。1戦目は18得点4リバウンド、2戦目も11得点1リバウンド1スティール1アシストという数字を残した。
1戦目終了後、千葉は「チームとして準備してきた、『抑えるところ』については、ゲームを通して最後まで集中してやれたと思います。それと、今シーズンは出だしがずっとよくなかったのですが、試合の入りのところもみんなで集中してできたので、そこはすごく収穫だったかなと思います」と、敗戦の中にも手応えのあった試合を振り返った。
外角シュートを武器に攻撃力の高い千葉は、専修大学卒業後、新潟アルビレックスBBラビッツに入団。その後シャンソン化粧品シャンソンVマジックでもプレーし、今シーズンから東京羽田に加入した。今シーズンは2月25日時点で20試合を戦い、そのうち12試合でスターターを務めるなど、主軸として奮闘している。
新天地で奮闘中の千葉は、東京羽田に入団してからここまでを「みんなが快く受け入れてくださったところから始まって、本当に一人ひとりがすっごい一生懸命やるチームだし、みんなが一つのプレーに喜んだり悔しがったりできるチームなので、こういうチームで勝っていきたいと思いながら日々やってきました」と言う。また、やりがいも感じていると笑顔を見せた。
東京羽田はプレーオフ争いで崖っぷちの状態ではあるが、レギュラーシーズンは残り6試合。その6試合すべてが東京羽田のホームコートとなる大田区総合体育館で開催される。
「ヴィッキーズのホームゲームは特別で、会場が一体となるような、私たちとファンのみなさんとで一緒に戦っているような感覚があります。ホームで勝つということが私たちもそうですが、ファンのみなさんもよりうれしいことだと思うので、最後の3つ(3カード6試合)がホームゲームというのはすごくうれしく思うし、もう絶対に勝ちたいという思いです」と、声を弾ませる。
「(ENEOS戦では)個人でもチームとしてもゴール下のシュートなど、ツーポイントのシュート確率が良くなかったので、そこはこれからもしっかり入れ切っていきたいなと思います」と千葉。3ポイントシュートでチームに勢いを与えるシューティングガードは、まずは3月2、3日に予定されている姫路イーグレッツ戦に全力を注ぐ構えだ。
取材・文=田島早苗
■ 東京羽田ヴィッキーズの試合予定
3月2日(土)17時00分 vs姫路
3月3日(日)17時00分 vs姫路
3月8日(金)19時00分 vsアランマーレ
3月9日(土)19時00分 vsアランマーレ
3月16日(土)17時00分 vs山梨QB
3月17日(日)15時00分 vs山梨QB
※試合会場はすべて大田区総合体育館