2024.06.02
4月7日に武蔵野の森総合スポーツプラザで「京王 presents Wリーグプレーオフ 2023-2024」のセミファイナル第2戦が行われ、シャンソン化粧品シャンソンVマジック(レギュラーシーズン5位)が富士通レッドウェーブ(同1位)と対戦した。
第1戦に59-73で敗れたシャンソンは、試合開始から0-19と厳しい展開でスタート。6-23で第1クォーターを終えるが、続く第2クォーターで30-35と追い上げに成功したシャンソンは、第4クォーター終盤に逆転し、71-70で劇的な勝利を飾った。
鵜澤潤ヘッドコーチは、「出だしから劣勢な入りになって、オフェンスもうまくいかず、かなり大量リードを奪われた状況だったんですけど、ディフェンスで我慢してひとつずつ返していって、こういう形で勝ち切ることができて非常に良かったです」と試合後の会見で語った。
「正直(試合の)立ち上がりが悪すぎるとは思いました」と打ち明けた指揮官だが、「諦めるつもりは全くなかったですし、『今日全員で勝って、また明日ここで試合しよう』と選手には伝えたので、選手もスタッフも最後まで諦めなかった」と、苦しい状況でもシャンソンは一丸となって勝利を目指した。
クォーターファイナルのトヨタ自動車アンテロープス戦でも、後半に最大18点差を覆して勝利をつかんだシャンソン。キャプテンの小池遥も「0-19のランのときは一瞬気持ちが沈んでしまったのですが、トヨタさんのときも諦めないでやっていたので、そこは自信を持って最後まで自分たちのプレーを徹底してやろうと思っていました」と2度目の逆転劇を振り返った。
3シーズン連続でセミファイナルまで進出しているシャンソンだが、過去2年は2連敗で敗退を喫している。「このセミファイナルにかける思いはすごく強い」と語る小池は、「明日勝ったチームがファイナルに進めるので、もう一回気持ちを引き締めて、自分たちのバスケットをやって、絶対ファイナルの舞台に立ちたいと思います」と力を込める。
また、今シーズンより姫路イーグレッツから加入した白崎みなみも、「プレーオフという大きな舞台に立つのは初めてで、それが叶ったのはチームのおかげですし、ファンの皆さまに恩返しできたらという気持ちでプレーしているので、ここまできたらファイナルに行って、優勝して笑って終わりたいと思います」とコメント。それぞれ、ここまでの道のりは違うが、チームとして目指すものは同じだ。
「首の皮一枚つながったかなというのが正直なところで、今日で終わらなかったのはすごく良かった」と素直な心境を語った鵜澤HCだが、「でも、明日負けてしまえば、今日の勝ちも意味がなくなってしまうので、第3戦に向けていい準備がしたい。富士通さんはキャリアのある選手がたくさんいますし、なんと言ってもレギュラーシーズンのチャンピオンなので、明日もチーム全員で全力でぶつかっていくしかないのかなと思います」と意気込んだ。
ファイナル進出をかけた運命の第3戦は、本日8日の19時からティップオフだ。
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