2022.08.11

40分間主導権を渡さなかった日本がラトビアに快勝…渡嘉敷が15得点のチームハイ

チーム最多の15得点を挙げた渡嘉敷来夢(ENEOS) [写真]=伊藤 大允
バスケ情報専門サイト

 8月11日、ゼビオアリーナ仙台で「三井不動産カップ2022(宮城大会) 女子国際強化試合」が開催。女子日本代表(世界ランキング8位)が女子ラトビア代表(世界ランキング24位)と対戦した。

 9月末に開幕するFIBA女子ワールドカップ2022に向けて強化をすすめる日本。この試合では、馬瓜ステファニートヨタ自動車アンテロープス)、安間志織(UMANA REYER VENEZIA)、髙田真希デンソーアイリス)、赤穂ひまわり(デンソー)、オコエ桃仁花(富士通レッドウェーブ)がスタート5を務めた。

 その日本は安間、馬瓜のレイアップで連続得点でスタート。その後、ラトビアに3ポイントシュートを決められ接戦となるが、終盤、ベンチスタートの平下愛佳(トヨタ自動車)がスティールからの速攻、オフェンスリバウンドをねじ込むなどして躍動。22−16とリードを奪った。

 第2クォーターに入っても、日本はダブルチームを仕掛けて主導権を渡さない。頻繁にメンバーチェンジを繰り返す中、渡嘉敷来夢(ENEOSサンフラワーズ)のゴール下の合わせが決まりリードを広げる。終盤、宮澤夕貴(富士通)の3ポイントも決まり、39−28と11点リードで前半を折り返した。

 後半、ラトビアはゾーンディフェンスなどを繰り出し、流れを変えようと試みる。それでも日本はコートに立つ選手が攻防において自身の役割を全う。ペースを渡さない。55−42で最終クォーターに。

 第4クォーターの出だし、日本は2−2−1のオールコートプレスでディフェンスのプレッシャーを高める。すると、宮崎早織(ENEOS)のスティールから速攻、渡嘉敷の3ポイントが決まりリードを広げる。日本はタイムシェアすることで40分間、リフレッシュした選手が厳しいディフェンスをすることでゲームを最後まで支配。ラトビアとの初戦を83−54で勝利した。

 初戦を勝利した日本は渡嘉敷が15得点をマーク。平下が6リバウンド6スティールと活躍した。また、チームのターンオーバーが日本の7個に対してラトビアが33個と、日本のディフェンスが光った試合だったと言えよう。ラトビアとの試合は明日19時から、同じくゼビオアリーナ仙台でもう1試合行われる。

■試合結果
女子日本代表 83-54 女子ラトビア代表
日  本|22|17|16|28|=83
ラトビア|16|12|14|12|=54

女子日本代表の関連記事

BASKETBALLKING VIDEO