2022.09.12
9月8日、「FIBA女子ワールドカップ2022」に出場する女子日本代表が決定。リモートで行われた会見で恩塚亨ヘッドコートが選手名を読み上げるスタイルで世界大会に臨む12名が発表された。
最終ロスターに選出された赤穂ひまわり(デンソーアイリス)は、会見で「10日間で8試合というキツいスケジュールですが、今までやってきたことを結果につなげて金メダルを取りたいと思います」と意気込みを語った。
東京オリンピックでは大会期間中にもチームとして成長を遂げ、銀メダルという結果を残した。恩塚HCのもと新体制となった現在のチームも、まだまだ伸び代が残されているが「恩塚さんのバスケを始めたときよりは、絶対今の方が良くなってると思います。それでもまだ完璧じゃない部分はあるので、そこはやりながらどんどん良くしていって、大会中に完成させられるように頑張ります」と赤穂自身も語り、ワールドカップの舞台でチームとしてのステップアップを目指す。
また、楽しみな対戦相手について聞かれると、昨シーズンまでデンソーのHCを務めていたマリーナ・マルコヴィッチ氏が指揮官を務めるセルビア代表の名前を挙げた。
「マリーナを相手にセルビアと試合をするのはずっとやってみたかったです。オリンピックでは戦えなかったので、今回予選グループで初めて当たるのは楽しみです。日本人選手の個人のプレーはもうバレてると思いますが、こっちもマリーナのバスケを2年間やってきて、ディフェンスの部分だったり、分かってるところはあるので負けないように頑張ります」
4年前のワールドカップにも出場している赤穂は、当時について「東京オリンピックのときよりも(先輩たちに)ついていくだけ、見てるだけという感じでした」と振り返り、「今はそのときよりもやるべきことが明確になって、自分のバスケットができてるなと思います。やりたいことを気持ちよくやることで、結果にも繋がっているのは感じます」と自身の成長を実感しているようだ。
先輩たちについていくのに必死だった若手時代から、次なる役割へと進もうとしている赤穂は、チーム内で自分の意見をしっかり発言することを最近は意識しているという。
「みんなで話し合うときに聞いてるだけじゃなく、自分の思った意見をしっかり言うようにしようと意識しています。今までは自分の経験よりも、皆さんの持ってる経験値の方が高いと思って、そこまで(意見を言うことに)自信を持てていなかったのですが、最近は間違ってたとしても発言して、話し合った方がいいなという考えを持てるようになりました」
この4年間で選手として大きく飛躍した赤穂は、日本代表に欠かせない存在となった。「世界中の強い人たちと戦えるので、前回のワールドカップから成長してきたことを出したいです。やるだけじゃなく、しっかり成長できるように、いいものを得られるように頑張りたいなと思います」と力強く語り、自身2度目のワールドカップへ挑む。
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