2022.09.30
9月8日、「FIBA女子ワールドカップ2022」に出場する女子日本代表が決定。リモートで行われた会見で恩塚亨ヘッドコートが選手名を読み上げるスタイルで世界大会に臨む12名が発表された。
最終ロスターに選出された安間志織(UMANA REYER VENEZIA/イタリア)は、会見で「目標にしていたワールドカップメンバーに選ばれたのはうれしいです。私らしいディフェンスをやりながら、チームにスピードのあるプレーをもたらせたらなと思うので、まずはディフェンスから頑張りたいです」と素直な心境を語った。
「こういった大きな国際大会は初めてなので、まずは楽しみながら、チームのために出来ることをやりたい」と話す安間は、東京オリンピックでは惜しくも最終ロスターに残ることが叶わなかった。しかし、その後はドイツのチームへ移籍し、リーグ優勝やファイナルMVPの獲得など主力として活躍。さらなる成長を果たして、最終12名に選出された。
「このチームは全員シュートが打てるので、たまにパスばかり考えてしまうときもあるんですけど、チームを生かすためにも自分の強みを生かすためにも、まずはチャンスを見つけるために、自分からアタックしていきたいです」
ポイントガードとして自身の得点と、周りを生かすバランスが重要だと話す安間は、「全員がコミュニケーションを取れているので、まだまだ細かいところはあると思うんですけど、それぞれが思い切りプレーできていると思います」と現在のチーム状況についても語った。
今回選出された12名の中で、ともにプレーするのを楽しみにしている選手について聞かれると、「平下(愛佳/トヨタ自動車アンテロープス)選手と東藤(なな子/トヨタ紡織サンシャインラビッツ)選手と3人で出場する機会があるときは、すごくスティールを狙えていると思うので、2人とのディフェンスを楽しみにしてます」とコメント。ディフェンス力が持ち味の3人の連携には手応えを感じているようだ。
会見の冒頭でも話したとおり、プレー面で安間はディフェンスを重視しており、「試合に出るときはボールにプレッシャーを少しでも与えながら、相手の攻めを遅くして時間を使わせたり、プッシュし続けて相手が本当に嫌になってくるような、しつこいプレーをやり続けたいなと思っています」と力強く意気込んだ。
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