2023.10.18
10月6日、中国で開催されている「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」で銀メダルを獲得したバスケットボール女子日本代表が帰国し、メディアの取材に応じた。
前夜に行われた決勝では、完全アウェーの敵地で大激戦。FIBAランキング2位の“格上”中国を相手に、試合時間残り13秒で同点に追いついたが、金メダルまであと一歩及ばず。それでも、一部の主力選手を故障や体調不良で欠いているなか、次代を担う若手選手も貴重な経験を積み、今後の女子日本代表の強化という観点ではポジティブな要素も少なくなかった。
空港で出迎えたJBA(日本バスケットボール協会)の三屋裕子会長は「最終ゴールはパリオリンピック金メダル。そのためにも来年2月のOQT(オリンピック世界最終予選)でパリ五輪出場を決める必要がある。あなた達には次がある」と選手たちを激励。
恩塚亨ヘッドコーチは、チーム全体で改善の余地があることを認めつつ、最後は万全のメンバーを組めないなりにも「チームとしてそれぞれが役割を果たしてくれた。やるべきことがちゃんと理解できていて、誰が出ても自分の仕事ができるようになってきたのかなと。そこは評価できると思います」と手応えも口にした。
また、キャプテンを務めた林咲希は「アクシデントとか色々なことがある中で、チーム全員で戦いきれた」と今大会を総括し、チーム最年長の髙田真希も「(準優勝は)悔しいですけど、2月が一番重要だと思っているので、そこに向けてはいい収穫も課題も見つかりました。ここで下を向く必要もないですし、結果を受け止めて次に向かっていかないとステップアップできない」と前を向いた。
今後、女子日本代表は、2024年2月にハンガリーで開催されるOQTに出場。スペイン(4位)、ハンガリー(19位)、アメリカ大陸予備予選1位チームの3チームと対戦し、上位3カ国に与えられるパリオリンピック出場権獲得を目指す。
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