2021.08.26

車いすバスケ男子代表がコロンビアとの激戦を制する/東京パラリンピック

鳥海は15得点16リバウンド10アシストとトリプルダブルを達成 [写真]=Getty Images
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 8月26日、東京パラリンピックの車いすバスケットボール競技は有明アリーナと武蔵野の森総合スポーツプラザで男女予選リーグが計10試合が行われた。

 武蔵野の森総合スポーツプラザの第5試合では、予選リーグ初戦を迎えた男子日本代表がコロンビア代表と対戦。スタートファイブには豊島英、鳥海連志、川原凜、藤本怜央、秋田啓が名を連ねた。

 藤本の3ポイントシュートで先制した日本は、さらに秋田が続いて5−0とリードを奪う。しかし、その後コロンビアの反撃にあい、残り時間5分9秒に7−7のタイに持ち込まれる、それでも藤本、鳥海の3ポイントなどでリードを広げ、最初の10分を24−15とした。

 第2クォーター開始早々、ディフェンスリバウンドを取った藤本からゴール下に走り込んだ鳥海へタッチダウンのバスが決まり、勢いに乗るかに見えた日本。しかし、コロンビアの粘りもあり、リードをなかなか広げられない。それでも硬いディフェンスを軸に試合を進める日本が、前半を36−28で折り返した。

 後半に入り、互いのプレーの強度が上がり、激しい攻防が繰り広げられる。その中で鳥海、藤本、香西宏昭が勝負強くシュートを決めて、コロンビアにペースをつかませない。このクォーターを15−15の同点として、最終クォーターへ入っていった。

 第4クォーターも一進一退の展開が続く。1本のシュートの重みが増す展開で、藤本、秋田がシュートを決めて主導権を渡さない。最後は出場機会のなかったベンチメンバーもコートの入り、初戦を終えた日本。63−56でコロンビアに勝利、大会初勝利を飾った。

 個人スタッツでは鳥海が15得点16リバウンド10アシストのトリプルダブルを達成。秋田が両チーム最多の24得点、藤本が11得点をマークした。

■試合結果
コロンビア 56-63 日本
コロンビア|15|13|15|13|=56
日   本|24|12|15|12|=63

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