2025.08.09
8月8日、サウジアラビア・ジッタで「FIBAアジアカップ2025」が開催され、男子日本代表(FIBAランキング21位)がグループ第2戦でイラン代表(同28位)と激突。試合は最後まで1点を争うシーソーゲームとなったが、惜しくも70-78で日本が敗れた。
試合後、好調なシュートタッチでゲームハイ22得点をマークした富永啓生は「個人としても勝ちたい気持ちがあった」と一戦を振り返り始め、「最後に勝利できなかったのと、最後までコートに立ち続けられなかったのは、迷惑をかけたと思います」と悔しさをにじませた。
前回大会でも日本はイランに敗れていただけに、リベンジを実現させたかったこのゲーム。得意の3ポイントシュートを9本中5本沈めるなど、持ち味を存分に発揮していた富永だが、試合終盤に痛恨のファウルアウトでベンチへ。「ファウルマネジメントはもっとしていかないといけない」と、自身の改善点に触れている。
試合中は3ポイントだけでなく、ペイントアタックも果敢に狙っていた富永は「自分の3ポイントを警戒してくることは分かっているので、3ポイントだけじゃないところを見せることで、得点のバリエーションは広がってくると思います」とコメント。自身が囮となってパスを配給する様子もあり、次戦でも起点となる活躍が期待される。
相まみえたイランについては、「レイアップが一番強い部分で、そこでたくさんやられてしまった」と敗因を分析した富永。加えて、スキルを持った若い選手が多くいたとも話し、「自分よりも若い選手がたくさんいるなかで負けてしまったら、自分としてもすごく悔しい。(イランは)とても良いチームだと思います」と、対戦相手への印象を語っている。
グループステージ最終戦では、グアム代表(同88位)との対戦が予定されている日本。決勝トーナメント進出のためにも白星は必須であり、「次の試合は相手のやりたいことを抑えて、自分たちのバスケットをしていきたい」と、日本の敏腕シューターは意気込んだ。
10日のグアム戦は、20時10分にティップオフ予定。何としても勝ち星を手中に収め、決勝トーナメント進出を確定させてもらいたい。
取材=小永吉陽子
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