2025.08.18

WNBA史上初…“レジェンド”スー・バードの銅像が本拠地に誕生

WNBAのレジェンドであるバードの銅像が設立[写真]=Getty Images
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 WNBA史上屈指の名選手、スー・バード(元シアトル・ストーム)の銅像が、本拠地「クライメート・プレッジ・アリーナ」前に設置され、8月18日(現地時間同17日)に除幕式が行われた。WNBA選手としては初めての銅像となり、リーグの歴史に新たな1ページを刻んだ。

 銅像は高さ約2.4メートル、重さ約295キログラムで、レイアップを放つ瞬間の姿が表現されている。これは、バードがルーキーイヤーで決めた初得点と、2022年の現役最終戦で記録した最後の得点がいずれもレイアップであったことにちなむものである。制作を担当したのはアーティストのジュリー・ロトブラット=アムラニ氏。

 除幕式にはバード本人とパートナーであり元アメリカ女子サッカー代表でワールドカップ優勝を経験したミーガン・ラピノーをはじめ、シアトル市長や州関係者が出席し、この日を「スー・バード・デー」として祝った。バードは「初めての選手となったことに誇りを感じる。これが最初の一歩であり、未来には他のWNBA選手の銅像も並んでほしい」と語った。

式典で銅像設立への想いを語ったバード[写真]=Getty Images

 同日には「フォーエバー・スー」と題した記念試合も開催され、会場を訪れたファンには特製ポスターが配布された。試合前にはファンフェストも行われ、長年チームをけん引したレジェンドの功績をたたえる一日となった。

 バードは2002年ドラフト全体1位でストームに入団し、通算21シーズンを同チーム一筋でプレーした。WNBA優勝4回、オールスター選出13回を誇り、2025年には殿堂入りも果たしている。2023年には背番号10がストームの永久欠番となり、2024年には本拠地近くの道路が「スー・バード・コート」と命名された。今回の銅像設置は、長年の功績を象徴する存在として、改めてその偉大さを示す出来事となった。

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