2025.12.26
12月26日(現地時間25日)。NBAは“クリスマスゲーム”として5試合が行われ、5戦目となったミネソタ・ティンバーウルブズ対デンバー・ナゲッツ戦が唯一延長にもつれた。
14点ビハインドで迎えた第4クォーター。ウルブズはアンソニー・エドワーズの13得点を中心に追い上げ、残り1.1秒にエドワーズの3ポイントシュートが決まって115-115のタイスコアへ持ち込んで延長に。
延長に入るとエドワーズとドンテ・ディビンチェンゾが加点し、残り2分59秒で9点差(124-115)をつける。するとナゲッツが猛反撃に転じ、ニコラ・ヨキッチがそこから圧巻の18得点を奪う爆発を見せ、ナゲッツがホームのボール・アリーナでウルブズ相手に142-138で勝利。
ナゲッツはアーロン・ゴードンがハムストリング負傷、クリスチャン・ブラウンが左足首捻挫で欠場が続いていることに加え、キャメロン・ジョンソンも右ヒザの骨挫傷と過伸展のため4~6週間後に再検査を受ける予定と26日に『ESPN』が報じ、スターター3選手を欠いていた。
それでも、ヨキッチが56得点16リバウンド15アシスト2ブロック、ジャマール・マレーが9本の3ポイントを沈めて計35得点10アシストと2枚看板が大暴れ。さらにティム・ハーダウェイJr.が19得点4リバウンド、スペンサー・ジョーンズが12得点8リバウンド2スティール、ペイトン・ワトソンが9得点4リバウンド3スティールと続いた。
この試合を終えて、ヨキッチ(2022、2025年)はオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか/4回)、ラッセル・ウェストブルック(サクラメント・キングス/2回)に次いで、クリスマスゲームで複数回のトリプルダブルを達成したNBA史上3人目の選手に。
また、クリスマスゲームの56得点は歴代3位。この日に50得点超えのトリプルダブルを達成したNBA史上初の選手になった。
さらに延長における18得点は、レギュラーシーズンのギルバート・アリーナス(元ワシントン・ウィザーズほか/16得点)、プレーオフのステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/17得点)を抜き、NBA新記録を樹立した。
そのヨキッチ率いるナゲッツは、ウルブズ戦に勝利したことで22勝8敗とし、ウェスタン・カンファレンス3位につけている。
2025.12.26
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