2025.04.14
ニューヨーク・ニックスのミケル・ブリッジズは、NBAデビューを果たした2018-19シーズンから連続出場記録を更新し続けている。今シーズンも30試合全てに出場しており、キャリア通算の連続出場記録を「586」まで伸ばしている(12月26日終了時点)。
現役最長であるこの記録は、歴代ではジェームズ・ドナルドソン(元ダラス・マーベリックス他)と並んで11位にあたる。このままブリッジズが連続出場を続ければ、1月中にはジャック・トゥワイマン(元シンシナティ・ロイヤルズ/現サクラメント・キングス)とジョン・ストックトン(元ユタ・ジャズ)の持つ609試合連続出場を超え歴代9位に浮上する見込みである。さらに今シーズン終了まで連続出場を果たせば、アンドレ・ミラー(元デンバー・ナゲッツ他)の持つ632試合を抜き、歴代8位となる。
ロードマネジメントやスター選手の欠場が当たり前になりつつある現代のNBAにおいて、ブリッジズは“出場可能性”で優位に立っていると言えるだろう。ニックスのヘッドコーチを務めるマイク・ブラウンは、ブリッジズについて以下のように語っている。
「最高の能力とは、“出場できること”だ。彼がその能力を持っているのは非常に大きい。誰だって、…本当に誰もが、それを第一に欲しがるんだ」
現地メディア『New York Daily News』によると、ブリッジズは高校生の頃から一度も試合に欠場したことがないという。ビラノバ大では116試合連続出場を果たしており、当時からそれを目の当たりにしてきたジェイレン・ブランソンは、次のようにコメントした。
「彼は体のケアを徹底しているし、ものすごく努力する。自己管理に関してはある意味サイコパスだよ。やるべきこと全てに完全に集中して、常に準備万端でいようとする。出会った頃から彼はずっとそうなんだ」
ブランソンの発言を受けたブリッジズは「確かにサイコパス気味かも知れないけど、そこまで大げさなことはしていないよ」と反応し、試合前のルーティンを明かした。
「冷水浴は必ず行うし、試合前はいつもマッサージを受ける。ストレッチャーを使ったルーティンも全部やるんだ。大事なのは一貫性だと思う。長いシーズンで感情の起伏も大きいと、みんな色々やらなくなりがちだけど、僕は常に同じことを続けて、試合に向けた準備は全てこなし続けるようにしている」
歴代最長の連続出場記録はAC・グリーン(元ロサンゼルス・レイカーズ他)の持つ1192試合であり、ブリッジズがこの記録に届くためにはおよそ7シーズン分の連続出場が必要となる。途方もない数字だが、ブリッジズなら不可能とは言い切れないかも知れない。
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