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ヨキッチが左ヒザ負傷で途中退場…ナゲッツ指揮官は「最善の結果であることを願っている」

ナゲッツのアデルマンHC[写真]=Getty Images
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 12月30日(現地時間29日、日付は以下同)。デンバー・ナゲッツは、敵地カセヤ・センターで行われたマイアミ・ヒート戦を123-147で落とし、今シーズン初の2連敗を喫した。

 この日ナゲッツではジャマール・マレーが20得点6リバウンド11アシスト、スペンサー・ジョーンズが16得点3スティール、ティム・ハーダウェイJr.が16得点、ブルース・ブラウンが15得点5リバウンド、ペイトン・ワトソンが11得点を記録。

 大黒柱のニコラ・ヨキッチは、21得点5リバウンド8アシストを残すも後半を欠場。第2クォーター終了間際、相手チームのドライブを止めるべく、チームメートが後ろへ下がった時にヨキッチの左足を踏んでしまい、左ヒザが少し曲がる形で負傷。その後コートへ倒れ込んだヨキッチは、足をひきずりながらコートを後にしていた。

 ヨキッチの左ヒザの状態は過伸展や捻挫なのか、それとも靭帯の断裂または部分断裂なのかは現段階では不明。翌31日にMRI検査を受ける予定で、期間がどうであれ、戦線離脱する可能性が高い。

 ナゲッツは優勝候補の一角で、30日終了時点でウェスタン・カンファレンス3位の22勝10敗。現在このチームはアーロン・ゴードンがハムストリング負傷、クリスチャン・ブラウンが左足首捻挫、キャメロン・ジョンソンも右ヒザの骨挫傷と過伸展のためスターター3選手を欠いて戦っていた。

「彼はこのチームで重要な部分を占めているだけでなく、僕らのほとんどすべてを担っている。彼が健康でいてくれることを願っているし、ここにいる全員がステップアップする準備はできている」

 エースガードのマレーがそう話していたように、ヨキッチは今シーズンここまで32試合へフル出場。リーグ5位の平均29.6得点に加え、12.2リバウンドと11.0アシストでリーグトップを誇り、“平均トリプルダブル”を残していた。

 先発4選手が離脱する見込みのナゲッツは、アウェー7連戦がスタートしたばかり。今後は2026年1月1日のトロント・ラプターズ戦を皮切りに、イースタン・カンファレンスのチームとの遠征が続く。

「ケガもNBAの一部なんだ。試合でケガをするのは誰にとっても辛いこと。特に彼のような特別な選手であればなおさらだ。明日には詳細が分かるだろう。我々はチームとして前へ進んでいく」

 デイビッド・アデルマンHC(ヘッドコーチ)はそう語り、「皆さんがすぐに状況を知りたがっているのは理解している。ただ、彼とこのチームのために、しっかりとプロセスを進めていく」とも発言。そして「最善の結果であることを願っている」と口にしていた。

 過去3度のMVPに輝いたヨキッチは、今シーズンもMVPの有力候補で、リーグでもベストプレーヤーの1人。今はただ、30歳のビッグマンが長期離脱にならないことを願うばかりだ。

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