2018.01.18

【NBA】スパーズのレナードが大腿四頭筋腱のリハビリで無期限離脱

今季のレナードは、9試合に出場し平均16.2得点4.7リバウンドを挙げていた[写真]=Getty Images
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 1月18日(現地時間17日)、サンアントニオ・スパーズは、カワイ・レナードが大腿四頭筋腱障害のリハビリにより、無期限離脱することを発表した。

 スパーズのジェネラルマネジャー、R.C.ビュフォードは「カワイはリハビリを行うことで前進し続けることでしょう。これは復帰してプレーするうえで、ベストなアプローチです」とリリースを通じてコメントしている。

 また、スパーズのグレッグ・ポポビッチHCは、1月18日(同17日)のブルックリン・ネッツ戦前に、レナードが今季中に復帰しない可能性があると話した。

 レナードは今季のトレーニングキャンプを同箇所の負傷により不参加。リハビリを続けてきたレナードは、昨年12月13日(同12日)のダラス・マーベリックス戦で復帰後、9試合に出場している。平均23.3分という制限されたプレータイムで同16.2得点4.7リバウンド2.3アシスト2.0スティールをマークしていた。

現地時間1月2日のニックス戦ではシーズンハイの25得点に加え、8リバウンド4アシスト4スティールをマークしたレナード[写真]=Getty Images

 優勝候補の一角であるスパーズにとって、攻防両面におけるエースの離脱は大きなダメージなのは間違いない。

 それでも、今季のスパーズはレナード不在が多い中でも白星を積み重ねてきた。現地メディア『ESPN』によると、レナードが欠場した試合で、スパーズは24勝12敗という好成績を残している。その主役はオールスター選出5度を誇るビッグマン、ラマーカス・オルドリッジだ。この男を中心とするスローペースの中で、勝ち星を挙げている。

 そのオルドリッジは、レナードの欠場をポジティブに捉えている。「俺たちにとって、(カワイがいてもいなくても)両方で良いプレーをしなきゃならないけれど、行けるところまでやるまでさ。ゴールデンステート(・ウォリアーズ)はその最たる例だし、ジェームズ・ハーデンクリス・ポールがいるヒューストン(・ロケッツ)もそうだ。でも、(両チームと)張り合うことができないとは思っていない。俺は(昨季よりも)自信を持ってプレーできているし、いいプレーをしていると思う。彼(レナード)が100パーセントの状態で戻ってくれば、より強力になるだろう。だから、この機会は我々をより良くすると感じている」。

 ポポビッチHCは「長いシーズンだから、良い時もあれば悪い時もある。プレー時間に制限があるとはいえ、トニー(・パーカー)、ダニー(・グリーン)、そしてカワイが戻った時、チームはとても良いリズムになった。でも、こういう時もある。我々は現状を受け入れて、向き合うしかない。できるならば、みんなが健康を保つことができればいいが、今のメンバーで一緒にやっていくだけさ」と現有戦力で戦うことについて語った。

 スパーズが主力を休ませつつも、このペースで勝ち続けていくことはできるだろう。オルドリッジを中心に、若手とベテランが融合したロースターには選手層の厚みがあり、経験豊富な指揮官(ポポビッチHC)もいるからだ。

 ただし、スパーズは今後、ウォリアーズ、ロケッツと3試合ずつ戦わなければならない。シーズン成績でこの2チームに近づくことはできたとしても、このままいけばプレーオフのウエスタン・カンファレンス・セミファイナルでどちらかと戦うこととなる。そのため、シーズン中にせめて1試合は勝利しておきたいところだ。

オルドリッジを中心としたスローペースで勝ち星を重ねるスパーズ。ウエスト2強にどこまで近づけるか?[写真]=Getty Images

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