2018.04.10
3月11日(現地時間10日)、オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックが、サンアントニオ・スパーズとの試合で21得点12リバウンド10アシストを記録。今季19度目となるトリプルダブル(TD)を達成し、チームを勝利へと導いた。
3月12日(同11日)終了時点で、サンダーはウエスタン・カンファレンス6位とる39勝29敗。ウエストは3位のポートランド・トレイルブレイザーズから10位のユタ・ジャズまで、わずか3.5ゲーム差という激戦で、プレーオフ出場争いならびにシード争いが激化する一方となっている。
今季のサンダーにとって、勝ち星を積み重ねるためには、ウェストブルックのオールラウンドな活躍が不可欠。というのも、この男がトリプルダブルをマークした試合におけるサンダーの戦績は、14勝5敗と大きく勝ち越しており、勝率もシーズン全体(57.4パーセント)を上回る73.7パーセントを記録しているからだ。
今後行われる14試合においても、サンダーが勝利を手にするため、ウェストブルックにはトリプルダブル級の活躍が求められる。ウエストの現状では1試合ごとに順位が変わってもおかしくはないため、決して気を抜くことなどできない展開が続く。
そのうちの4試合は、今季リーグで勝率7割以上を残す4チーム(トロント・ラプターズ、ボストン・セルティックス、ゴールデンステート・ウォリアーズ、ヒューストン・ロケッツ)と戦うため、厳しいスケジュールとなっている。ウェストブルック自身も、全試合に勝利すべく、気合十分で臨むに違いない。
なお、ウェストブルックのトリプルダブル達成回数は現在98回で歴代4位。3位のジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか)が、キャリア19シーズンで107回(歴代3位)達成したことを考えると、驚異的なペースと言っていいだろう。
キッドとの差はわずか9回。ウェストブルックが、まだキャリア10シーズン目ということを考えると、早ければ今季中、少なくとも来季中には歴代3位に躍り出る可能性は濃厚。
ウエストのプレーオフ争いとともに、現代の最強オールラウンドポイントガード、ウェストブルックのプレーにも注目していただきたい。
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