2018.07.04

ジャズがフェイバーズと再契約、エクサムとネトのガード陣とも契約延長し戦力保持

インサイドで身体を張ってチームを支えるフェイバーズ(右)[写真]=Getty Images
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チームケミストリーを醸成し、来季はさらなる高みを目指す

 今季ウエスタン・カンファレンス5位の48勝34敗を記録したユタ・ジャズ。プレーオフに入ると、ジャズは1回戦でオクラホマシティ・サンダーを4勝2敗で下し、ヒューストン・ロケッツとのカンファレンス・セミファイナルまで進出し、1勝4敗でシーズンを終えた。

 今夏のフリーエージェント(FA)市場では、シーズンをとおして大活躍を見せたルーキー、ドノバン・ミッチェルがサンダーのポール・ジョージを勧誘する一面もあったが、ここまでは既存戦力を保持し、堅実な動きを見せている。

 まずは7月3日(現地時間2日)に制限なしFAとなっていたビッグマン、デリック・フェイバーズと2年3,600万ドルで再契約。翌4日(同3日)にはガードの2人、ダンテ・エクサムと3年3,300万ドル、ハウル・ネトとは2年契約(金額は不明)でそれぞれ契約を延長。

 フェイバーズはパワーフォワードとセンターをこなすキャリア8年目を終えた26歳。今季は77試合すべてに先発出場し、平均12.3得点7.2リバウンド1.1ブロックをマークし、ディフェンス面でも重要な役割をこなした。

 エクサムはレギュラーシーズンこそケガのため14試合のみの出場に終わったものの、プレーオフでは随所に光るプレーを見せてチームに貢献。ネトはレギュラーシーズンで41試合に出場して平均12.1分4.5得点1.8アシストをマーク。

今年のプレーオフではエクサムのアグレッシブなドライブが光った[写真]=Getty Images

 ジャズはエースのミッチェルをはじめ、今季の最優秀ディフェンシブプレーヤー賞を獲得したルディ・ゴベア、司令塔のリッキー・ルビオ、チームに不可欠な“グルーガイ”ジョー・イングルズ、シックスマンのジェイ・クラウダーといった主力が契約下にあることから、既存戦力を保持したまま来季を迎えることができそうだ。

 今季オールスターに選出された選手こそ不在ではあるものの、ジャズには堅実でそれぞれの役割を遂行する役者がそろっている。今季構築したチームケミストリーを醸成し、来季はさらなる高みを目指して臨むことになるだろう。

ミッチェル(右)とゴベア(左)という攻防の要は健在。来季のジャズも期待できそうだ[写真]=Getty Images