2018.09.18

NBAキャリア14年を誇るブレント・バリーがスパーズのフロント入り

スパーズのバスケットボール運営部門の部長に就任となったバリー(中央)[写真]=Getty Images
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現役時代はコンボガードとして活躍し、スパーズ2度の優勝に貢献

 9月18日(現地時間17日)、現地メディア『ESPN』は、サンアントニオ・スパーズがブレント・バリー(元シアトル・スーパーソニックスほか)をバスケットボール運営部門の部長として雇ったことを発表した。

 同メディアによると、バリーは2009年に現役引退後、テレビ業界でアナリストを務めていたのだが、ここ数年はNBAチームのフロントで働くことを熟考していたという。

バリーは現役時代、コンボガードとしてキャリア14シーズンをプレーした[写真]=Getty Images

 スパーズとしても、09年の引退後、RC・ビュフォードGMとグレッグ・ポポヴィッチHCはバリーをチームのフロントへ迎え入れるプランがあったようだ。

 今回、バリーがフロント入りできたのは、昨季までバスケットボール運営部門の部長を務めていたモンティ・ウィリアムズ(元スパーズほか)が、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのアシスタントコーチになったことで空きができたからだろう、と『ESPN』が報じている。

 殿堂入りした名選手リック・バリー(元ゴールデンステート・ウォリアーズほか)を父に持つバリーは、1995年ドラフト1巡目15位でデンバー・ナゲッツから指名後、ロサンゼルス・クリッパーズへトレード。キャリア14シーズンでクリッパーズ、マイアミ・ヒート、シカゴ・ブルズ、ソニックス、スパーズ、ヒューストン・ロケッツと計6チームでプレーした。

 バリーは198センチのコンボガードとして活躍し、ソニックス在籍時の00-01シーズンには3ポイントシュート成功率でリーグトップ(47.6パーセント)に立ち、01-02シーズンにキャリアハイとなる平均14.4得点、03-04シーズンにはキャリアハイの平均5.8アシストをマーク。

 通算912試合(うち先発は449試合)に出場したバリーは、平均25.9分9.3得点3.0リバウンド3.2アシスト1.0スティールを記録。96年にはオールスターのスラムダンクコンテストで優勝、05、07年にはスパーズで2度の優勝に貢献した。

07年のファイナルでは3ポイント成功率40%をマークしたバリー[写真]=Getty Images

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