2019.01.20
12月17日(現地時間16日)に行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦。フィラデルフィア・セブンティシクサーズはここ2試合を鼠径部の負傷により欠場していたジミー・バトラーが戦列復帰し、128-105でキャブスに快勝した。
この試合で、シクサーズはオールスタービッグマンのジョエル・エンビードが24得点9リバウンド、昨季の新人王ベン・シモンズが22得点11リバウンド14アシスト、バトラーが19得点、ランドリー・シャメットが16得点、JJ・レディックが14得点、ウィルソン・チャンドラーが11得点7リバウンド2ブロックとバランスの良いオフェンスを披露。
特に今季3度目、通算15度目となるトリプルダブルを達成したシモンズは、ポイントガードとして申し分ないパフォーマンスを見せた。フィールドゴール15投中9本、フリースロー5投中4本を沈めただけでなく、ターンオーバー(TO)ゼロでトリプルダブルを達成。シモンズは試合後、『AP』へこの試合についてこう振り返っている。
「ジミーが戻ってきてくれたから、チームに得点できる選手が増えたんだ。僕は得点できそうな選手を見つけて、オフェンス面で自分にできることをこなしただけさ」。
これにはバトラーもシモンズを絶賛。「ベンはパスを繰り出して俺たちのためにいつもやっていることをこなしている。彼が今夜のようなプレーをしてくれると、俺たち全員にとってゲームが本当にやりやすくなるんだ」と語っていた。
ちなみに『NBA.com/Stats』によると、シモンズはこの試合で、ターンオーバーをゼロに抑えて20得点以上のトリプルダブルを記録した史上最年少(22歳と149日)のプレーヤーとなった。
これまでの記録は、今年9月にバスケットボール殿堂入りを果たしたグラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか)の23歳と58日。ヒルはキャリア2シーズン目の1995-96シーズン序盤、12月3日(同2日)のアトランタ・ホークス戦でターンオーバーなしの24得点13リバウンド11アシストをマークしている。
シクサーズはこの試合に勝利したことで、今季成績を20勝11敗とした。イースタン・カンファレンスは現在、トロント・ラプターズ、ミルウォーキー・バックス、インディアナ・ペイサーズ、ボストン・セルティックスとシクサーズが激しい上位争いを展開。バトラー、エンビード、シモンズが再びそろったことで、イースト4位のシクサーズが今後ますます調子を上げていく可能性は十分あるだろう。
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