2019.01.31
1月7日(現地時間6日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦。レイカーズは第1クォーターから19-35と圧倒され、最終スコア86-108で大敗した。
レイカーズは昨年12月26日(同25日)のクリスマスゲームでゴールデンステイト・ウォリアーズに勝利したものの、その試合でレブロン・ジェームズが左股関節、ラジョン・ロンドが右手薬指をそれぞれ負傷して戦線離脱。
両ベテランが離脱してからというもの、レイカーズは1勝5敗と苦しんでいる。対戦相手の中にはロサンゼルス・クリッパーズやオクラホマシティ・サンダーといった勝率5割を超えるチームもあったが、サクラメント・キングスには1勝1敗と奮戦していた。
しかし、1月5日(同4日)には8連敗中のニューヨーク・ニックスに第4クォーターで逆転を許して競り負け、この日は勝率5割未満のウルブズにいいところなく敗北してしまう。
ルーク・ウォルトンHCはウルブズ戦後、複数の現地メディアの前で、共にドラフト全体2位指名で21歳のブランドン・イングラム(2016年)とロンゾ・ボール(2017年)に対して苦言を呈している。
「彼らは(レブロンとロンド不在の中)トライしているが、まだ若い。だがいずれ、我々はもっと多くの情熱、激しさを必要とする。それはもっと得点することではない。もっとルーズボールにダイブしたり、大声でコミュニケーションを取ったり、リバウンドをむしり取ることなんだ」。
ウルブズ戦でイングラムとボールは先発出場。前者は13得点5リバウンド2ブロックを挙げるも、フィールドゴールは16投中5本しか決められず。後者は6リバウンド4アシストを挙げるも、今季2度目の無得点に終わった。ウォルトンHCはこう続けた。
「ブランドンは何度か、本当にすばらしいリバウンドを奪っていた。そのお陰で我々はブレイクをすることができた。我々はそれをもっと必要としている。もちろん、(負けた要因は)彼らだけにあるわけじゃない。だがこのチームの選手たちが健康体を取り戻しても、このリーグでプレーするためにはもっと多くの情熱と激しさが求められるんだ。健康な状態のときに、このリーグで勝利を収めることは難しいこと。だから主力が離脱している時に、彼らにはいつもの倍以上の努力が求められる」。
「僕はいつだってもっと多くのことができると感じてる」と切り出したイングラムだが、「思うようにいかなくてフラストレーションになっている」と明かす。だが主力の欠場で戦力ダウンしていること、自身のステップアップが求められていることは理解しており、「映像を見直して次の試合に向けてしっかり準備をしていく」と語っている。
一方のボールはウルブズ戦について「僕らはフィジカル面で相手とやり合うには不足していた。(ウルブズは)大きくて強じんなチーム。今夜僕らは激しいゲームをすることができたとは思えないね」と悔しさを口にした。
レイカーズはレブロンとロンドに加え、チーム2位の平均18.3得点を挙げているカイル・クーズマも背中の痛みにより2試合連続で欠場。レブロン(平均27.3得点)とクーズマというチームトップ2の得点源と、経験豊富な司令塔(ロンド)を欠いた状態となっている。ボールは言う。
「僕らは今、多くのスコアラーを欠いている。僕がこの機会でステップアップする必要があったけれど、今夜はできなかった」。
ウルブズ戦で大敗を喫したものの、時間は誰の上にも止まってくれたりはしない。レイカーズは8日(同7日)にアウェーでダラス・マーベリックスと戦わなければならない。「明日の試合では何とかしなきゃならない」と語ったボールの言葉は、イングラムだけでなく、レイカーズの選手たち全員の共通認識と言っていいだろう。
今週中にはレブロンが戦列復帰する見込みとなっているが、それをただ待つのではなく、白星を増やして大黒柱を迎えたいところだ。
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