2019.10.29
2月18日(現地時間17日)に迫った「NBAオールスターゲーム2019」。今年もイースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスによるゲームではなく、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)がキャプテンを務める「TEAMヤニス」と、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がキャプテンを務める「TEAMレブロン」というオリジナルチームの対決という形で行われる。そこでバスケットボールキングでは、今年のオールスター出場選手を紹介していく。
※チーム分けのドラフトは2月8日(同7日)のため、リザーブ選手を順に紹介
センター/213センチ/112キロ/キャリア4年目
Twitterアカウント:@KarlTowns
Instagramアカウント:@karltowns
<NBAにおける主な記録・功績>
新人王:2016年
オールスター選出:2回(2018,19)
オールNBAサードチーム選出:1回(2018)
<2018-19シーズン 個人成績>
平均33.2分22.8得点12.1リバウンド3.2アシスト1.8ブロック
※2月4日(現地時間3日)終了時点
昨年9月、ウルブズと5年1億9,000万ドル(約209億円)という超高額な延長契約を結んだタウンズだったが、開幕直後はトレード志願していたジミー・バトラー(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)に振り回されていたこともありシーズン序盤は苦しんだ。
昨季まで2シーズン連続で平均21得点12リバウンド以上を残してきたものの、昨年10月に行われた8試合では平均18.9得点10.6リバウンドと低調。11月序盤には2度も13得点に終わるなどスランプに陥ってしまう。
ところが、バトラー放出後は徐々に本来の調子を取り戻すことに成功。12月は平均23.3得点12.2リバウンドに3.9アシスト、1月は平均25.1得点12.1リバウンドに3.6アシストと、得点とリバウンドに加えてアシストの数字も上昇。ウルブズはタウンズの活躍もあり、1月を今季初となる勝ち越し(8勝6敗)で終えた。
バトラー移籍後、タウンズは献身的な働きでウルブズをけん引している。12月31日(同30日)のマイアミ・ヒート戦では34得点18リバウンドに7アシスト3スティール6ブロック。1月13日(同12日)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦ではキャリアハイの27リバウンドを奪うなど大暴れ。27リバウンドは今季リーグハイの数字であり、タウンズのダブルダブル達成数はここまでリーグ8位(34回)の高順位となっている。
また、1月31日(同30日)のメンフィス・グリズリーズ戦ではブザービーターを沈める活躍で貴重な1勝を挙げるなど、タウンズは大車輪の働きでウルブズを勝利へと導いている。「僕はただ、ディフェンス面の激しさを高めようとしていたんだ」とヒート戦終了後に語っていたように、ここまでそれを持続できていると言っていいだろう。
キャリア4シーズン目の今季はアシストで自己最高ペースの成績を残しているだけでなく、スティールとブロックの面でも自己ベストの成績となっている。4日(同3日)終了時点で、ウルブズはウエスタン・カンファレンス11位(25勝27敗)におり、2シーズン連続のプレーオフ出場も決して夢ではない。
タウンズはバトラーのトレード後、ウルブズのリーダーとなった。新加入のロバート・コビントン、ダリオ・シャリッチ、ジェリッド・ベイレスに対して、極寒で知られるミネソタを象徴するかのような冬物のコートをプレゼントしたという。
「僕はミネソタに、(これまでとは)異なった文化を持ち込もうとトライしているんだ」とタウンズがコメント。尊敬するウルブズのOBケビン・ガーネット(元ウルブズほか)をお手本とし、ウルブズでさらに進化を遂げようとしている23歳のタウンズは、オールスター選出にふさわしい、魅力的な若きビッグマンと言っていいはずだ。
昨年、初のオールスターゲームに出場したタウンズ。ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)がキャプテンを務めた「TEAMステフィン」の一員として約18分プレーし、17得点10リバウンドをマーク。
タウンズが獲得した10リバウンドはMVPを獲得したレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)と並ぶゲームハイ、オフェンシブ・リバウンド4本もヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)と共にゲームハイの数字だった。自身2度目となる球宴の舞台では、今季自己最高の平均3.2本を記録するアシストにも注目したい。
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