2019.03.02

今季6度目の50得点ゲームを達成したハーデン「アグレッシブにプレーを続けただけ」

58得点10アシストの大暴れでロケッツを勝利に導いたハーデン[写真]=Getty Images
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ハーデンは今季だけで3度目の50得点10アシスト以上を奪う爆発ぶり

 3月1日(現地時間2月28日)、ヒューストン・ロケッツはホームのトヨタ・センターでマイアミ・ヒートを迎えた。

 前半はアウェーのヒートが第2クォーターに37-22と爆発し、69-55の14点リードで試合を折り返す。しかし後半に入ってジェームズ・ハーデンが躍動。後半だけで34得点を挙げたハーデンがチームをけん引し、最終スコア121-118でロケッツが逆転勝利。

 NBA史上2位となる32試合連続30得点以上という記録を樹立し、今季リーグトップの平均得点を誇るハーデンは、ヒート戦でフィールドゴール32投中16本(うち3ポイントは18投中8本)、フリースロー18本をすべて決め切り、58得点に7リバウンド10アシスト4スティールという超絶パフォーマンスを見せた。

 直近2試合で3ポイントが21投中成功わずか1本に終わっていたものの、ハーデンはこの試合でフィールドゴール全体の半数以上を占める3ポイントを放ち、4割を超える成功率を残してスランプから脱出。

 「俺はアグレッシブに、リムへアタックし続けたかった」と試合後に『AP』へ切り出したハーデンは、「俺はチャンスがあればショットを打ち続けようとしたんだ。でも(勝利した要因は)俺だけじゃなく、オースティン(・リバース)やギャリー(・クラーク)、クリス(・ポール)が勝負どころでショットを決めてくれた。今夜はチーム全体の努力によって得た勝利だった」と続けた。

この日のハーデンは8本の3ポイントを成功。過去2戦のスランプから抜け出してみせた[写真]=Getty Images

 また、ロケッツは後半にディフェンス強化に成功し、ヒートの得点を前半の69得点から49得点にまで抑え込んだ。ハーデンはディフェンスについてこう振り返っていた。

 「俺たちのディフェンスは活気がなかった。特に第2クォーターはね。彼ら(ヒート)は自信を持ってショットを沈めていった。快適すぎたんだ。だから俺たちは後半に入ってプレッシャーを強めて、ターンオーバーを誘発したのさ。エナジーあふれるディフェンスだったと思う」。

 ヒート戦を終えたハーデンは、今季6度目の50得点以上をマーク。『Elias Sports』によると、今季3度目の50得点10アシスト以上を達成したことで、ハーデンはネイト“タイニー”アーチボルド(元シンシナティ・ロイヤルズほか/1972-73)、ラッセル・ウェストブルック(オクラホマシティ・サンダー/2016-17)と並ぶ1シーズンにおける最多記録に並んだ。

 この試合がロケッツとのラストゲームになったドウェイン・ウェイドは「ハーデンは僕がこれまでに見てきた中で、最もガードすることが難しい選手の1人なのは間違いない」と『The Houston Chronicle』へコメント。試合後のユニフォーム交換はプライベートでも仲の良い友人として知られるポールとしたものの、ハーデンについて最大級の賛辞を送っていたと言っていいだろう。

試合終了後、ラストゲームとなったウェイド(右)とも言葉を交わしたハーデン(左)[写真]=Getty Images

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