2019.03.17

プレーオフ進出を目指すマジックと10日間契約を結んだMCW、指揮官の狙いとは?

今季はロケッツで16試合に出場し、平均9.1分4.3得点1.3アシストを残したカーター・ウィリアムズ[写真]=Getty Images
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クリフォードHCはMCWを主にディフェンダーとして評価

 3月16日(現地時間15日)、オーランド・マジックはMCWことマイケル・カーター・ウィリアムズと10日間契約を結んだ。

 マジック(32勝38敗)は現在、イースタン・カンファレンス9位。プレーオフ出場圏内にいるイースト8位のマイアミ・ヒート(32勝36敗)を1.0ゲーム差で追いかけている。

 2012年を最後にプレーオフから遠ざかっているマジックが、レギュラーシーズン終盤にカーター・ウィリアムズと契約したことは、プレーオフ出場への切り札と言っていいかもしれない。

 カーター・ウィリアムズは198センチ86キロの長身ガード。フィラデルフィア・セブンティシクサーズでNBAデビューし、平均16.7得点6.2リバウンド6.3アシスト1.9スティールを挙げて新人王(14年)に輝いたものの、キャリア6年目ながらマジックで6チーム目と、すでにジャーニーマンとなっている。

 マジックの指揮官スティーブ・クリフォードHCは昨季、シャーロット・ホーネッツでカーター・ウィリアムズを指導。マジックがなぜこの時期にかつての新人王を獲得したのか。クリフォードHCは現地メディア『The Athletic』へこう明かしている。

「彼はすごくいいディフェンダーなんだ。それにチームディフェンダーとしてもすばらしい。ボールを保持する選手へプレッシャーをかけることができるし、ターンオーバーを誘発することもできる。予測する力にもたけているし、ボールを持っていない選手に対しても巧妙なんだ」。

 また、オフェンス面においては「彼はボールプッシュすることができる。オープンコートでバスケットに向かっていくだけでなく、チームメートたちのプレーを創り出すことが可能なんだ」とクリフォードHCは期待を寄せている。

 プレーオフ進出に向けて一戦必勝のマジックは、18日(同17日)にアトランタ・ホークスと対戦する。カーター・ウィリアムズはこの試合でプレータイムを得て、チームに貢献することができるのか、注目したいところだ。

昨季はクリフォードHCの下、主にディフェンダーとして活躍していたカーター・ウィリアムズ[写真]=Getty Images