2019.05.05
4月29日(現地時間28日)に幕を開けるウエスタン・カンファレンス・セミファイナルで、ジェームズ・ハーデン率いるヒューストン・ロケッツと、ケビン・デュラント擁するゴールデンステイト・ウォリアーズによるシリーズがスタート。
オクラホマシティ・サンダーでチームメートとしてプレーしたハーデンとデュラントは、現在リーグ最高級の選手としてそれぞれの存在感を世界へ示している。
2年連続でプレーオフという大舞台で競い合うにあたり、デュラントが現地メディア『Rockets Wire』へハーデンについて語っていたので紹介したい。
28日(同27日)に同メディアへ掲載された記事の中で、デュラントは「フリースローだけが彼のゲームではない」と言及。そしてこう続けた。
「彼はすべてをこなすことができる。そのことにフォーカスしていないと、相手ディフェンダーに肩をぶつけてあっさりドライブで抜き去ることになる。彼はとても強じんだし、左右両方の腕でフィニッシュできるし、今はフローターからでも得点を奪うことができるんだ」。
今年1月4日(同3日)にオラクル・アリーナで行われた直接対決では、クリス・ポールとエリック・ゴードンを欠く中、ハーデンが第4クォーター終盤に延長へと持ち込む同点3ポイント、延長終盤には厳しい態勢で決勝弾となる3ポイントをヒット。
この試合でハーデンは10本もの長距離砲を突き刺すなどゲームハイの44得点に10リバウンド15アシスト2ブロックと大暴れを見せ、ほぼ独力で王者をねじ伏せた。
「ステップバック3は、確かに彼が持つ代表的な武器の1つだが、俺は彼のことを(ファウルを誘発して)フリースローで得点を稼ぎ出す男だと思ったことはない。彼はあらゆる方法で点を取ることができるからね。だから俺たちは、彼に対してゲーム序盤から封じ込めるべくハードなディフェンスをしていかなければならない。でも彼のような選手を完璧にストップすることは不可能に近い。試合をとおしてタフなゲームへと仕向けるようにしてみせるよ」とデュラントは言う。
ロケッツとしては、ここ2試合連続で45得点以上と圧巻のパフォーマンスを見せるデュラントは要注意人物となる。ロサンゼルス・クリッパーズとのシリーズで、両チームトップの平均35.0得点に5.3リバウンド5.3アシスト1.5スティール1.2ブロックを挙げたデュラントは、ショット全般における成功率も高い精度を誇っている。
ハーデンとデュラント。リーグ有数の実力者たちによるスコアリングショーから目を離してはならない。
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