2019.12.20
5月4日(現地時間3日)、ミルウォーキー・バックスとボストン・セルティックスによるイースタン・カンファレンス・セミファイナル第3戦が、セルティックスのホーム、TDガーデンで行われた。
1勝1敗で並ぶ両チームによる第3戦は、同点13回、リードチェンジ15回を数えたものの、第4クォーター終盤まで2ケタ点差をキープしたバックスが123-116でセルティックスを振り切り、シリーズ2連勝を飾った。
この日バックスを勝利へと導いた最大の立て役者は大黒柱のヤニス・アデトクンボ。フィールドゴール13投中8本、フリースロー22投中16本を決めていずれもゲームハイとなる32得点13リバウンド8アシスト3ブロックの大暴れ。
『ESPN Stats & Info』によると、今季アデトクンボがフィールドゴールすべてをペイント内で沈め、フリースローも含めて30得点以上をたたき出した試合はプレーオフを含めて10試合目。今季プレーした全530選手のうち、この記録を達成したのはアデトクンボのみだという。
「僕はただアグレッシブなプレーを続けているだけ。それこそチームメートたちが僕に求めていることだしね。僕はフリースローラインに立つことが大好きなんだ。フリースローには自信があるし、(フリースローで得点できることは)僕にとってもチームメートたちにとってもイージーな得点になるからね。これからも僕はアグレッシブなプレーを続けていくとともに、正しいプレーを選択していく」とアデトクンボが今後のシリーズについて意気込みを口にした。
マイク・ブーデンホルザーHCもアデトクンボが得点する方法を見つけ出し、チームメートたちも巻き込んでいる時はストップすることがきわめて難しいと見ており、「彼はそれほど強力なエネルギーになるんだ。ディフェンスの合間を縫ってしまうからね。今夜のようなプレーをしている時は、リング下でフィニッシュ、あるいは数多くフリースローラインに立つことになるんだ」と大黒柱の働きを絶賛。
なお、バックスではアデトクンボのほか、高確率にショットを沈めたジョージ・ヒルが21得点、クリス・ミドルトンが20得点5アシスト3スティール、パット・カナトンが14得点7リバウンド2スティール、ニコラ・ミロティッチが13得点で勝利に貢献した。
一方、ホームで黒星を喫したセルティックスでは、カイリー・アービングが29得点6アシスト3スティール、最初の2戦で計9得点に終わっていたジェイソン・テイタムが20得点に11リバウンド3スティール、ジェイレン・ブラウンが18得点5リバウンド2スティール、アル・ホーフォードが17得点8リバウンド5アシスト、マーカス・モリスが16得点8リバウンド、ゴードン・ヘイワードが10得点7リバウンド5アシストを奪取。
ヘイワードはこの日のバックスについて「ドライブしてリムに向かっていく時、2、3人、いや4人いることもあったのに、込み合った状況の中で見事なプレーを見せていた」と言及。ペイントエリアにおける得点で、バックスはセルティックスを52-24と圧倒してみせた。
7日(同6日)に行われる第4戦で、バックスは3連勝で一気に王手をかけることができるのか。それとも、ホームのセルティックスが意地を見せるのか。そのためにはアデトクンボをスローダウンすることが必須事項となる。
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