2020.06.18
8月16日(現地時間15日)に、ロサンゼルス・レイカーズと契約したばかりのデマーカス・カズンズが、左膝前十字靭帯を断裂したというニュースは衝撃が走った。昨季はゴールデンステイト・ウォリアーズに所属し、アキレス腱断裂から復帰を果たすも、プレーオフ中では左大腿四頭筋を断裂。だがそこから懸命な治療とリハビリにより、NBAファイナルの舞台に立ち続けた。
結果的にチャンピオンシップを手にすることはできなかったが、大ケガから復帰をしたカズンズの姿からは、来季への大きな可能性を感じさせるものであったことだろう。カズンズ本人も新たなシーズンに向けて体をシェイプするなどして、万全な状態を整えていた。
この出来事にいち早く反応をした人物がいる。昨シーズンともに戦ったウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)だ。現地メディアの『NBC Sports Bay Area / California』によると、彼は以下のようにコメントした。
「ひどくショックを受けている。この件に関しては練習へ赴く途中で知ったが、彼はここ数年間はケガに苛まれている。彼がレイカーズで健康体でありながらリズムをつかみ、コンディションを整えて、本当の意味でカムバックできるという1年を送ってほしいと心底願っていた。我々全員がとてもショックを受けている」
また、カーHCは「ケガというのは試合の一部である。しかし、もっとも恐れられている大ケガの2つである“アキレス腱断裂”と“前十字靭帯断裂”に関して触れるとするならば、基本的にそれらはシーズンを全休させるものであり、2年と半年、もしくは3年のスパンを持ってしてこれらの大ケガと向き合わなければいけないというのは、前例のないことだ」と述べ、「想像がつかないよ、彼とレイカーズにとってどれだけの損失なのか。彼はプロセスを経て再びスタートをしなければならない」とカズンズのこの数年間の大ケガに触れた。
カーHCが口にしたように、改めてカズンズの大ケガがどれだけ深刻なものかを物語っていることだろう。リーグ関係者のみならずファンにとってもショッキングなニュースであるが、今は彼のケガが完治して再びコートに立てることを願いたい。
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