2020.06.21
今夏のフリーエージェント(FA)戦線で、ロサンゼルス・レイカーズはオールスター選出4度を誇るビッグマン、デマーカス・カズンズと1年契約を結んだ。
レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスという超大物選手がロースターの中心ながら、屈強な肉体と器用さを兼備したカズンズは、先発センターとして今季の開幕を迎えることが期待されていた。
ところが、トレーニングキャンプを前にその可能性は早くも消失。8月中旬、カズンズは練習中に左膝前十字靭帯を断裂してしまい、長期離脱を余儀なくされてしまったのである。
そこでレイカーズはカズンズの代役として、ドワイト・ハワードを獲得。かつてのリーグNo.1センターは、現在ディフェンスに特化したロールプレーヤーとして、2試合に出場して平均19.0分2.5得点6.5リバウンド1.5アシスト1.0スティール1.5ブロックを記録。
レイカーズのフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は、クラッチタイムでデイビスをセンターとして起用することを示唆しており、対戦相手のラインナップによってはその頻度が高くなるというのが大方の予想。
そんな中、カズンズが今季中に復帰する可能性があることが報じられた。
10月28日(現地時間27日)、『ESPN』によると、ボーゲルHCはカズンズが今季中のどこかで復帰する可能性があると答えたという。同メディアは来年4月に幕を開けるプレーオフで、カズンズが復帰できるだろう、と指揮官が口にしていたと報道。
その一方で、今年6月中旬に左膝前十字靭帯を断裂したクレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は今季全休の可能性が高く、1年以上かけて万全な状態へと戻していくことが濃厚だ。
昨季ウォリアーズでプレーしたカズンズは、今年1月中旬にアキレス腱断裂から復帰。だがプレーオフ序盤に左大腿四頭筋を断裂してしまい、約1か月半の戦線離脱。トロント・ラプターズとのNBAファイナルで復帰したとはいえ、ここ数年はケガに泣かされている。
29歳のカズンズは、今季中に復帰することに対してどのように捉えているかは分からないものの、プレーオフでレイカーズデビューする見込みがあるのならば、是非ともレブロンやデイビスとプレーする姿を見てみたいものだ。
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