2019.08.20

今年のルーキーたちがお気に入りとするNBA選手はKDを圧倒したレブロン・ジェームズ

2位のデュラントに2倍近くの差をつけてトップに立ったレブロン[写真]=Getty Images
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 8月20日(現地時間19日)、『NBA.com』のジョン・シューマン記者が今年ドラフト指名されたルーキーたちによる“ルーキー・サーベイ”の結果を明かした。

 その中で、今季NBAデビューすることが期待されているルーキーたちが「お気に入りとする現役NBA選手は誰なのか?」という質問があったので、その結果をお届けしたい。
※チーム名は略称、%=パーセント

■ルーキーたちのお気に入りNBA選手
1.レブロン・ジェームズ(レイカーズ):38%
2.ケビン・デュラント(ネッツ):20%
3.カワイ・レナード(クリッパーズ):8%
-.デイミアン・リラード(ブレイザーズ):8%
5.デビン・ブッカー(サンズ):5%
-.ジェームズ・ハーデン(ロケッツ):5%

レブロンに次ぐ得票数を得たデュラント[写真]=Getty Images

<そのほかに得票があった選手たち>
ジャマール・クロフォード(現未所属)
ケビン・ガーネット(元ウルブズほか)
ポール・ジョージ(クリッパーズ)
CJ・マッカラム(ブレイザーズ)
スティーブ・ナッシュ(元サンズほか)
パスカル・シアカム(ラプターズ)
ラッセル・ウェストブルック(ロケッツ)

大ベテランの部類に入ったレブロンが貫録の首位、カリーやヤニスは得票なし

 1位はKDことデュラントに大差をつけたレブロン。キャリア16シーズン目を終えた34歳は、現役選手の中で大ベテランの部類に入るのだが、2000年代中盤から第一線で活躍し続けていることもあり、多くのバスケットボール選手たちへ強烈な印象を与えていたのだろう。

 ここ数年、オールスターのファン投票でリーグ上位に入っているステフィン・カリー(ウォリアーズ)やカイリー・アービング(ネッツ)、ヤニス・アデトクンボ(バックス)の名前が出てこなかったのは意外だった。そしてスモールボールの影響からか、ビッグマンで名前が挙がったのはレジェンドのガーネットとシアカムのみだった。

現役トップとなる1試合70得点の記録を持つブッカーもランクイン[写真]=Getty Images

 ちなみに、これまでに行われたルーキー・サーベイにおける結果は下記のとおり。
※チーム名は略称、%=パーセント

■これまでのルーキー・サーベイにおけるルーキーたちのお気に入りNBA選手
2007年:コービー・ブライアント(元レイカーズ/24%)
2010年:コービー・ブライアント(元レイカーズ/38%)
2012年:レブロン・ジェームズ(当時ヒート/31%)
2013年:コービー・ブライアント(元レイカーズ/15%)
2014年:ケビン・デュラント(当時サンダー/25%)
2015年:ケビン・デュラント(当時サンダー/21%)
2016年:ケビン・デュラント(当時ウォリアーズ/30%)

2017年:レブロン・ジェームズ(当時キャバリアーズ/32%)
2018年:レブロン・ジェームズ(レイカーズ/29%)
2019年:レブロン・ジェームズ(レイカーズ/38%)

コービー、KD、レブロンがトップを独占する中、レブロンが4度目の首位に

 これまでに行われてきたルーキー・サーベイにおいて、ルーキーたちがお気に入りとするNBA選手のトップはレブロン、デュラント、コービーが3度ずつで並んでいたものの、今年レブロンがトップに立ったことで、単独首位に浮上。

 レブロンはヒート、キャバリアーズ、レイカーズと、3チームに渡ってトップを飾っていることからも分かるように、NBA入りを目指す選手たちにとって絶大な影響をもたらしてきた。

 特に今年の38%という得票率は、10年のコービーと並んでベストの数字であり、レブロンの影響力を如実に表していると言っていいだろう。

2010年のコービー(右)と並ぶ高い得票率を記録したレブロン(左)[写真]=Getty Images

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