2019.10.26
先日、メンフィス・グリズリーズとのバイアウト(契約買い取り)が成立し、ロサンゼルス・レイカーズへ移籍することが報じられたドワイト・ハワード。
レイカーズではリバウンドやブロックショットといった裏方的な役割を担うこととなるのだが、ハワードの契約は年俸無保証(260万ドル/約2億7,300万円)と、現役屈指の実績を残してきたベテランにとって厳しい条件とも言える。
そんなハワードのレイカーズ行きをアシストしたのは、今夏AC(アシスタントコーチ)に就任したジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか)だという。
2008年の北京オリンピックでアメリカ代表のチームメートとして金メダルを獲得したキッドとハワードは、今でも良好な関係を続けている。現地メディア『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、ハワードはまず、キッドに対してレイカーズ入りできる可能性があるかどうかについて話したと報じている。
そこでハワードは、ここ数シーズン、ほぼ毎年のように所属先を変えてきたことで学び、効果的なロールプレーヤーとしてプレーする準備はできていると伝えたことで、キッドはハワードの心変わりを理解。これを機に、レイカーズのマネジメント陣やコーチ陣、レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスといった主軸たちとのミーティングへと発展していった。
リーグの情報筋によると、ハワードは8月23日(現地時間22日)に予定されていたレイカーズとのワークアウトとミーティングを前日に控えた22日(同21日)にトレーニング施設に現れたという。
そしてハワードはミーティングの場で感情的になり、人生においてマインドセットをすることが必要だったと説明したと、その情報筋が同記者へ明かしたようだ。
ハワードは33歳になったとはいえ、ワークアウト中はいたって健康だったようで、レイカーズではペイントエリアの仕事人としてジャベール・マギーと共にセンターのポジションを献身的にこなすことが期待されている。
今季はレイカーズのリム・プロテクターとしてハードにプレーするハワードの姿を見ることができるのではないだろうか。
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