2020.01.18
12月29日(現地時間28日)にチェイス・センターで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとの一戦で、アウェーのダラス・マーベリックスは141-121で快勝。
その試合で31得点12リバウンド15アシストのトリプルダブルをマークしたルカ・ドンチッチ(マブス)について、ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「笑顔でプレーするところがステフ(ステフィン・カリー)と似ているんだ。ファンはきっと笑顔でプレーしている姿を見ることが大好きだと思うよ。彼らがバスケットボールを楽しんでいるところを見ることができるんだからね」と『The Dallas Morning News』へ語っていたのだが、今度はドンチッチがカリーとの比較についてコメントしていたので紹介したい。
翌30日(同29日)に『ESPN』へ掲載された記事の中で、ドンチッチは「彼は僕なんかよりずっとシューティングがうまいよ」と切り出し、こう続けた。
「彼の方が僕よりもすごい選手。長い間、このリーグでプレーしてきたし、尊敬されている選手であり、皆が彼のようにプレーしたいと思ってる。去年のドラフト後、僕は彼と一度だけ一緒に練習したことがあるんだけど、もう本当にクレイジーだったんだ。彼はショットをミスしなかった。本当に外したりしないんだ。彼との練習は、僕にとって今後もずっと忘れない体験になったんだ」。
ドンチッチはカリーのようなディープスリーを試合中に決めることがあるものの、カリーはすでに歴代最高の3ポイントシューターという呼び声が高いスーパースター。
今季も含めたキャリア11年で、カリーは1試合平均3.6本の3ポイントを43.5パーセントという驚異的な成功率で沈めている。両者のポジションやプレースタイルは異なるものの、ドンチッチの3ポイントはこれまでのキャリアで1試合平均2.5本、成功率も32.9パーセントと、カリーとは大きな開きがある。
それでも、勝負どころでドンチッチが繰り出すステップバックスリーは決定力が高く、会場の雰囲気を一変させるカリーの長距離砲と比較されるほどのインパクトを放っているだけに、今後スロベニア出身の20歳がどんな選手になるのかは、楽しみでしかない。
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