2019.12.29

ルカ・ドンチッチが9度目のトリプルダブル! キッドと並ぶチーム史上最多タイに浮上

1シーズンにおけるトリプルダブル達成数で、キッド(右)と並んだドンチッチ(左)[写真]=Getty Images
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「トラップされればうれしいよ。僕らはオープンショットを決めるだけ」

 12月29日(現地時間28日)に敵地チェイス・センターで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦。4連勝と勢いに乗るウォリアーズを相手に、ダラス・マーベリックスは第3クォーターに45-24と一気に突き放し、141-121で下した。

 この試合、マブスのエースを務めるルカ・ドンチッチは第3クォーター終了までにトリプルダブル(31得点12リバウンド15アシスト)をマークする圧巻のパフォーマンスで勝利に貢献。

「彼らがハーフコートから僕にトラップしてくるとは予想していなかったんだ。彼らが僕にトラップしてくれば、コート上では4対3になるから簡単さ。僕1人がコートに立っているわけじゃない。5人いるからね。トラップされれば、僕はうれしいよ。僕らはオープンショットを決めるだけだからね。僕らにとってはイージーなバスケットになるということ」

 今季早くも9度目のトリプルダブルを達成したドンチッチは、ウォリアーズのトラップを巧みに利用し、キャリアハイに並ぶ15本ものアシストを記録。チーム全体で35アシストを積み上げたマブスは、ティム・ハーダウェイJr.が8投中6本の3ポイント成功を含む25得点を決めたほか、クリスタプス・ポルジンギスが18得点7リバウンド3アシスト4ブロック、4本の長距離砲を沈めたセス・カリーが17得点、デロン・ライトが13得点4アシスト3スティールを挙げるなど、今季3番目の高得点で快勝。

自らは高確率でショットを沈めつつ、チームメートへのアシストも量産したドンチッチ[写真]=Getty Images

 ちなみに、マブスのアナリストによると、マブスの1シーズンにおける最多トリプルダブル数は9度。ドンチッチは12月末の時点で、1995-96シーズンのジェイソン・キッド(元マブスほか/現ロサンゼルス・レイカーズ アシスタントコーチ)に並ぶチーム史上最多記録に到達。長期欠場でもない限り、今季中に新記録を樹立するに違いない。

 一方のウォリアーズは、ディアンジェロ・ラッセルがゲームハイの35得点に4リバウンド6アシスト、デイミオン・リーが18得点12リバウンド、アレック・バークスが16得点3スティール、マーキーズ・クリスが16得点5リバウンド2ブロック。

 ドレイモンド・グリーン(10得点8アシスト)は、この日マブスにフランチャイズ新記録となる24本もの3ポイントを決められたことについて「俺たちがディフェンス面でもっとストップすることができていれば…とは思う。だが彼らは優秀なオフェンシブチームだ。第3クォーターの俺たちは、ガス欠していたように思う」と敗因を口にした。

4試合連続で104点以下の失点に抑えていたが、この日は大量失点を喫したウォリアーズ[写真]=Getty Images

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