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1月5日(現地時間4日)に行われたインディアナ・ペイサーズとアトランタ・ホークスによる一戦で、NBA史上初の快挙が生まれた。
現役最年長の42歳ながら、ホークスでプレーを続けるビンス・カーターが第1クォーター途中に出場したことで、カーターは1990、2000、2010、2020年代と、4つのディケイド(10年代)をプレーした史上初の選手に。
前人未到となるキャリア22シーズン目をプレーするカーターは、1月26日に43歳を迎える超がつくほどの大ベテラン。今季限りで現役引退が濃厚なカーターは、ペイサーズ戦で18分3秒出場し、3得点3リバウンド1アシストをマークして勝利に貢献。
カーターは今季、ここまで29試合に出場して平均15.8分5.2得点2.0リバウンド1.0アシストを残しており、ホークスでローテーション入りしている。
1998年のドラフト1巡目5位でゴールデンステイト・ウォリアーズから指名されたカーターは、ドラフト当日にアントワン・ジェイミソン(元ウォリアーズほか)とのトレードでトロント・ラプターズへ加入。
驚異的な跳躍力とパワーによる迫力満点のダンクを次々にたたき込んだカーターは、新人王に輝くと、アウトサイドシュートをレパートリーに加えて次第にオールラウンダーへと成長。キャリアが進むにつれてロールプレーヤーへ転身すると、メンター(助言者)としても活躍し、所属チームで存在感を残している。
現在ホークスでエースを務めるトレイ・ヤングは、カーターがドラフトされた1998年生まれ。昨年のドラフト全体1位指名のザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ/2000年7月6日)、2位指名のジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ/1999年8月10日)など、大部分のルーキーたちはカーターがルーキーシーズンを終えた後に生まれたことを考えると、驚異的なキャリアと言っていい。
「彼は4つのディケイドをプレーした。私はどのようにして言葉にすればいいか分からないね」とロイド・ピアースHC(ヘッドコーチ)が明かしたように、この日カーターが成し遂げた記録は、数字として見るとまさに信じられないものとなった。
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