2020.08.16

ブレイザーズの前に散ったグリズリーズのモラント「このチーム皆のことを誇りに思う」

ルーキーシーズン最終戦で35得点をたたき出したモラント[写真]=Getty Images
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自己最高の35得点でけん引するも、あと一歩及ばずプレーオフ進出を逃す

「がっかりだ。負けてしまったんだから当然だ。負けたことを良しとするヤツなんていない」。

 8月16日(現地時間15日、日付は以下同)に行われたポートランド・トレイルブレイザーズとのプレーインゲームズ初戦で、メンフィス・グリズリーズは122-126で惜敗し、プレーオフ進出を逃した。

 グリズリーズが誇る電光石火のポイントガード、ジャ・モラントはこの試合で約42分コートに立ち、自己最高の35得点に4リバウンド8アシストと奮戦したものの、一歩及ばずに悔しい胸の内を明かした。

 プレーオフへ進出するためには2連勝しなければならない試合で、グリズリーズはモラントのほか、ヨナス・バランチュナスが22得点17リバウンド6アシスト、ディロン・ブルックスとブランドン・クラークがそれぞれ20得点、カイル・アンダーソンが10得点6リバウンド9アシスト2スティールをマーク。

 チーム全体でもフィールドゴール成功率48.9パーセント、3ポイント成功率56.0パーセントでブレイザーズを上回ったほか、リバウンド(49-39)、アシスト(30-20)で上回ったものの、計25回のファウルを犯したことでフリースロー試投数(22-41)と大差を付けられ、最後は4点差に泣いた。

 チーム第2の得点源であるジャレン・ジャクソンJr.が左膝半月板を断裂したことで、グリズリーズは苦境に立たされた中、モラントやバランチュナス、ブルックスらの奮闘でなんとかプレーインゲームズまでこぎ着けたものの、シーディングゲームズで4連敗スタートとなったことが大きく響くことに。

 そしてモラントが「最後の4試合。(10日のトロント)ラプターズ戦から、俺は親指を骨折したままコートに出ていた」と明かしたように、最後の4試合は右手親指を骨折したままプレーを続行していたという。

 ブレイザーズとのプレーインゲームズで自己ワーストの8ターンオーバーを記録してしまった要因は、利き手の親指を負傷していたことが要因の1つと言っていいだろう。

右手親指骨折を負いながら、モラントは最後までコートに立ち続けた[写真]=Getty Images

「俺たちは決して諦めることはなかった。このチームの戦いを誇りに思ってる」

 とはいえ、今季グリズリーズがモラントを中心に快進撃を見せたことは事実。開幕前の下馬評を大きく覆す奮闘でプレーオフ進出まであと一歩まで近づいたことは称賛すべき。ルーキーシーズンを終えたモラントはこう話す。

「俺はスタッフ全員と選手たち皆のことを誇りに思う。俺たちは今シーズン、数多くの逆境を乗り越えてプレーしてきたんだ。序盤はケガと向き合って戦ってきたし、ここ(第二幕)でもキープレーヤーが数人ケガに見舞われた。でも決して諦めることはなかった。このチームの戦いを誇りに思ってる」。

 そして8月10日に21歳を迎えたばかりのモラントは「ポジティブな面でいえば、俺たちは(プレーオフまで)あと2ゲームまで迫ることができた。皆でまた練習をこなして、来シーズンに向けて準備していくだけだ」と自信をのぞかせた。

 今季の新人王が確実視されているルーキーを中心に、グリズリーズが来季どこまで成長できるのか。この悔しさを糧に、さらなる飛躍を遂げると期待したい。

互いの健闘を称え合ったリラード(右)とモラント(左)[写真]=Getty Images

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