2020.08.17

2年連続でリーグトップの戦績を残したバックスのアデトクンボが順位決定戦を総括

シーディングゲームで平均27.8得点12.2リバウンドを残したアデトクンボ[写真]=Getty Images
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シーディングゲームを3勝5敗で終えたチームの現状と今後について発言

 ミルウォーキー・バックスは今季レギュラーシーズンを56勝17敗でフィニッシュし、2シーズン連続でリーグトップの戦績を残し、プレーオフ全体をとおしてホームコートアドバンテージを手にした。

 だがシーディングゲーム(順位決定戦)では3勝5敗と負け越し。8月19日(現地時間18日、日付は以下同)から幕を開けるオーランド・マジックとのプレーオフ ファーストラウンドを前に、大黒柱のヤニス・アデトクンボが16日に『ESPN』へ今の思いをぶつけた。

「俺たちが試合で負けたことにフラストレーションを感じてるんじゃない。負けることはバスケットボールの一部であり、ゲームの一部なんだ。フラストレーションになっているのは、何度か俺たち自身じゃなかったということ。俺(やマイク・ブーデンホルザーHC)が望むボールムーブができていなかった。ハードなディフェンスもできていなかったんだ。リーグトップのディフェンスを見せていたことはあった。だが何度か俺たちはそれができていなかったんだ」。

 アデトクンボ自身はシーディングゲームで平均27.8得点12.2リバウンドを残し、オールシーディングゲーム・セカンドチームに選ばれたものの、12日のワシントン・ウィザーズ戦の第2クォーターにモリッツ・ヴァグナーへヘッドバットを見舞って一発退場。1試合の出場停止処分となり、メンフィス・グリズリーズとのシーディングゲーム最終戦を欠場。

「俺にとって最もフラストレーションだと思うのは、たぶんメンフィス戦。ホテルで座っていることしかできず、チームメートたちを助けて勝利すべくやり合えなかったし、罰金も食らったからね」とアデトクンボは言う。

 だがシーディングゲームで負け越そうが、シーズン戦績でリーグトップを残そうが、プレーオフを制することができるという保障はどこにもない。アデトクンボもすでに気持ちを切り替えていることを明かしている。

「でもそれはもう終わったこと。過去のことだ。今はプレーオフなんだ。俺は皆がスイッチを切り替えることについて話しているとは全く思わない。俺たちはスイッチを入れてさらに最高のチームになれると信じてるからだ。俺はチームの皆が同じ目標に立って、皆がやるべきことにフォーカスして一丸となって、映像を観て自分たちのゲームプランを把握することで、このチームはずっと良くなると信じてる」。

 まもなくスタートするプレーオフで、アデトクンボ率いるバックスは再びギアを上げて一丸となることができるのか。マジックとのシリーズ初戦でどのようなパフォーマンスを見せるのか必見だ。

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