2020.08.19

ロケッツがプレーオフ最多タイ記録となる52本の長距離砲を繰り出してサンダーを撃破

ゲームハイの37得点をマークしたハーデン[写真]=Getty Images
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「今夜俺たちが見せたボールムーブメントは見事だったね」とハーデンもご満悦

 8月19日(現地時間18日、日付は以下同)。ウェスタン・カンファレンス4位のヒューストン・ロケッツが同5位のオクラホマシティ・サンダーとのプレーオフ ファーストラウンド初戦に臨み、123-108で勝利を収めた。

 ロケッツはラッセル・ウェストブルックが右足大腿四頭筋の肉離れのため欠場する中、ジェームズ・ハーデンを中心とする3ポイント攻勢で最大23点差をつける猛攻でサンダーのディフェンスを打開。

 ハーデンがゲームハイの37得点に11リバウンドを挙げたほか、ジェフ・グリーンが22得点6リバウンド4アシスト、エリック・ゴードンが21得点4アシスト、ベン・マクレモアが14得点、PJ・タッカーが11得点4リバウンド4アシストをマーク。

 この日ロケッツはプレーオフとしては自チームが持つ3ポイントの1試合最多タイ試投数(52本)を記録し、成功率38.5パーセント(20/52)で放り込み、フィールドゴール全体でも48.3パーセント(43/89)と高確率なショットでサンダーをねじ伏せた。

「今夜俺たちが見せたボールムーブメントは見事だったね。オープンだったらすごく自信を持ってショットを放っていたし、オープンでなければボールを回して素早い判断ができていた」。

 ハーデンがそう振り返ったように、ロケッツはチーム全体でターンオーバーを7本に抑えつつ、ダヌエル・ハウスJr.の5本を筆頭に計6選手が3アシスト以上を記録してサンダーのディフェンス陣を翻弄。

 ディフェンスではゾーンディフェンスを駆使してサンダーのリズムを崩すなど、ウェストブルック不在ながらも奮闘。特にグリーンがコートにいた時間帯で、ロケッツは28点もサンダーを上回っていた。

 これにはハーデンも「これこそラスがいない時に俺たちが求めていたものだ。ラスがコートにいようと、俺たちはステップアップしてプレーメイクする選手を必要としている。今夜のジェフはアグレッシブだったね」と絶賛。

 一方のサンダーでは、ダニーロ・ガリナーリが29得点、クリス・ポールが20得点10リバウンド9アシスト2スティール、スティーブン・アダムズが17得点12リバウンドを挙げるも、得点源のシェイ・ギルジャス・アレキサンダーは9得点、デニス・シュルーダーは6得点4アシストと不発に終わった。

 21日の第2戦に向けて、ポールは「俺たちは(ゾーンディフェンスに対して)アジャストしていくさ。(今のロケッツは)まるで違うチームだからね」と口にし、早速リベンジに向けて準備を始めた。

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