2022.06.16
ウェスタン・カンファレンス第2シードのロサンゼルス・クリッパーズと同第7シードのダラス・マーベリックスによるプレーオフ ファーストラウンドは第3戦を終えてクリッパーズが2勝1敗とリード。
これまでのシリーズで、クリッパーズが平均120.7得点、マブスは平均119.7得点とわずか1.0得点差。両チームとも自慢のオフェンス力をぶつけ合い、激しいシリーズを繰り広げている。
だが8月24日(現地時間23日、日付は以下同)に行なわれる第4戦を前に、マブスとしてはルカ・ドンチッチのコンディションが気になるところ。シリーズ平均27.7得点8.3リバウンド8.7アシストを記録する神童は、第3戦の第3クォーターに左足首をネンザしており、第4戦に出場できるかは現時点で微妙。
「この状況は試合時のコンディションで出場するかどうかを決めることになると信じている。でもそのタイミングについては私には言えないね。彼は今日、フロアでは何もしていない。治療の時間にあてたんだ」。
マブスのリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)は23日にそう語り、現時点ではドンチッチが出場した場合とそうでない場合のゲームプランを練り上げている段階。
クリッパーズはカワイ・レナードやポール・ジョージ、マーカス・モリスら屈強な肉体を誇る選手たちを代わる代わるドンチッチのディフェンダーとして送り込んでいるだけに、もし思うように動けないのであれば、第5戦に備えて欠場する選択肢も十分考えられる。
そんな中、7月2日にウィリー・コーリー・スタインの代役として契約したトレイ・バークは「俺たちは当然、ゲームの本質を理解してる。ときどきケガもあるということをね」と切り出し、こう続けた。
「もし彼(ドンチッチ)が出れなくても、俺たちはプレーする準備をしてステップアップしなきゃいけない。そして勝利できるように同じメンタリティを持ってコートに立たなきゃいけないんだ」。
マブスではドンチッチのほか、クリスタプス・ポルジンギスがシリーズ平均23.7得点8.7リバウンド、ティム・ハーダウェイJr.が平均19.0得点4.7リバウンド、セス・カリーが平均17.0得点、バークが平均9.3得点2.3アシストを残しており、もしドンチッチ欠場となれば代役には抜群のシュート力を持つカリー、あるいは自慢のボールハンドリングでディフェンス陣を切り裂くバーク(183センチ79キロ)が入ることになる。
第3戦の第4クォーター残り9分2秒にドンチッチがベンチへ下がった時点で、マブスは15点ビハインドだったものの、そこからバークの3ポイントを皮切りに追い上げ、8点差まで縮める奮闘を見せていたことも見逃せない。
ドンチッチが出場するか否かもそうだが、カーライルHCが現有戦力を駆使してクリッパーズ相手にどうやって勝利を奪いにいくのかも気になるところだ。
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