2020.09.07

【NBAプレーオフ18日目】アデトクンボが負傷離脱するも、延長戦の末に4連敗を免れたバックス…ミドルトンがチームハイの36得点

3連敗という状況から36得点という活躍でバックスを勝利に導いたミドルトン(左)[写真]=Getty Images
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アデトクンボ離脱の中で1勝を掴み取ったバックス

 9月7日(現地時間6日)、ミルウォーキー・バックスマイアミ・ヒートのプレーオフ東の準決勝第4回戦が行われ、バックスが118ー115でオーバータイムの末に勝利。エースのヤニス・アデトクンボは右足首の捻挫を抱えながらも約11分プレーしたが、第2Q序盤にリムアタックを仕掛けた際に、再び同じ箇所を痛めてコートをあとにした。

 しかしその後残されたバックスのメンバーは奮闘し、ヒートを相手に互角の戦いを繰り広げていく。大きく点差を離されることなく迎えた最終クォーター終盤は、残り時間58.6秒にヒートのタイラー・ヒーローに3ポイントシュートを沈められて1点ビハインドとなったが、その後フリースローを獲得したドンテ・ディビンチェンゾが2本目を沈めて同点に追いつき、オーバータイムへ。

 その後延長戦ではクリス・ミドルトンのプルアップジャンパー、ブルック・ロペスが落ち着いてフリースロー2本を落ち着いて沈めるが、ヒートもヒーローが3ポイントを決めて1点差に。しかしミドルトンがさらに奮闘して、延長戦残り6.9秒に3ポイント、最後はフリースロー2本を決めて勝利をもぎ取った。

 シリーズを1勝3敗としたバックスは、ミドルトンが36得点8リバウンド8アシスト、途中まで出場したアデトクンボは19得点4リバウンド、ロペスが14得点5リバウンド、エリック・ブレットソーが14得点10リバウンドを記録した。試合終了後、ロッカールームで勝利した仲間たちを待っていたアデトクンボ。現時点で第5戦に確実に出場できるか不明だが、チームメートが戻ってくると、皆とハイタッチを交わし、彼らの戦いぶりを称えた。

「戦い続けること。それがチームメートがやってみせたことすべてだ」と、この試合で大きな活躍をみせたミドルトン。アデトクンボが不在のなかでも勝利したが、「彼は戻ってくるだろう」と、シリーズ突破に向けてブレッドソーはエースの復帰を期待している。

 敗れたヒートはバム・アデバヨが26得点12リバウンド8アシスト、ダンカン・ロビンソンが20得点5リバウンド、ジェイ・クラウダーが18得点5リバウンド、ジミー・バトラーが17得点5リバウンドをマーク。今日の敗北についてバトラーは、「今日の俺たちはこの試合の勝利に値するパフォーマンスをできていなかった」と語り、アデバヨも「結局のところ、僕らはゲーム1、ゲーム2、ゲーム3のような戦いをしなければならなかったんだ」と、敗戦を振り返った。

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