2021.01.08

今季絶望となったマーケル・フルツ「この逆境を乗り越えることでもっと強くなれる」

左膝前十字靭帯断裂により今季絶望となったフルツ(左)[写真]=Getty Images
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 1月7日(現地時間6日、日付は以下同)に行なわれたクリーブランド・キャバリアーズ戦で、オーランド・マジックは105-94で勝利し、今季戦績をイースタン・カンファレンス2位タイの6勝2敗とした。

 だがこの試合で先取点となる3ポイントプレーを決めたマーケル・フルツが第1クォーター中盤にドライブした際に左膝を負傷。左膝前十字靭帯断裂となり、今季絶望となった。

 フルツは2017年のドラフトで全体1位指名されたポイントガード。一昨季途中にトレードでマジックへ加入した22歳は、昨季序盤からスターターへと昇格し、今季ここまで8試合に出場して平均12.9得点3.1リバウンド5.4アシストを残していただけに、マジックとしては大きな痛手となったことは間違いない。

 マジックの大黒柱ニコラ・ブーチェビッチは「僕らにとって大きなダメージだ」と切り出し、こう続けた。

「(フルツにとって)不運だし、とても悲しい。約2年間に渡って肩のケガに悩まされてきて、昨シーズンにようやくプレーできるようになった。今シーズンは彼にとって飛躍の年になるはずだった。彼にはその準備ができていたし、すばらしいシーズンを送っていたんだ」。

 ケガのためコートを離れたフルツは、のちに自身のインスタグラムで今の思いをこう綴っている。

「今回のケガに対する皆の気持ちと祈りに感謝している。神様にはきっとプランがあるんだ。僕はこの逆境を乗り越えることでもっと強くなれるんだと思う。チームメートたちのことを信じているし、このチームはもっともっと証明することがあるんだ。ファンの皆にはこれからも僕らと一緒についてきてほしい。僕は全てを捧げて回復できるように、この組織でベストなチームメートになれるようにアプローチしていく」。

 マジックは今後、新人コール・アンソニーを先発起用し、マイケル・カーター・ウィリアムズをバックアップに据えることになるだろう。フルツには是非ともケガを完治させて、再びコート上で暴れ回る日がやってくると期待したい。

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