2021.06.02
1月23日(現地時間22日、日付は以下同)。アトランタ・ホークスはミネソタ・ティンバーウルブズ戦に臨み、前半終了時点で62-43と大差をつけ、最終スコア116-98で快勝して3連勝とした。
この日はオールスターガードのトレイ・ヤングが今季最多の43得点に4リバウンド5アシスト、キャメロン・レディッシュが15得点、クリント・カペラが13得点19リバウンド10ブロック、ディアンドレ・ハンターが11得点4スティール、ダニーロ・ガリナーリが10得点、ラジョン・ロンドが9得点7リバウンド6アシストで勝利に貢献。
「私はトレイが40得点しようが12アシストしようが決して驚くことはない。彼は学んでいるんだ。それも楽しみながらね」とロイド・ピアースHC(ヘッドコーチ)は第3クォーター終盤に40得点まで達したエースを称えた。
だがこの日ヤングと同等あるいはそれ以上にインパクトを放っていたのはカペラだった。208センチ108キロのビッグマンは、21日のデトロイト・ピストンズ戦でキャリアハイの26リバウンドに27得点と大暴れを見せ、この試合ではキャリアハイの10ブロックに自身初のトリプルダブルというオマケつき。
ホークスのフランチャイズ史上、1試合10ブロック以上を達成したのはディケンベ・ムトンボ、ジョシュ・スミス(共に元ホークスほか)に次いでカペラが3人目。ここ5年間でブロックを絡めたトリプルダブルを達成したのはアンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)とカペラのみで、ホークスの選手としては2000年のムトンボ以来初だった。
これまでにトリプルダブルを達成したことはあるかと『The Athletic』に聞かれたカペラは「あるよ。(NBA)2Kでね」と切り返して記者の爆笑を誘ったものの、NBAキャリア7年目のビッグマンにとってこの試合は記念すべきものとなったに違いない。
昨季途中に加入後、ケガのため全休していたカペラは、今季からホークスの一員として出場しており、この日はアンソニー・エドワーズのダンクをブロックするなど大活躍。ヤングはこの日のカペラをこのように絶賛していた。
「僕は今まで、10ブロックを生で見たことがなかった。彼が今夜やってのけたことが信じられないよ。彼はこのチームのために一貫して仕事をこなしてくれている。彼の働きぶりは本当に見事だね。僕らのために最高のプレーをしてくれている」。
この勝利でホークスは今季戦績を8勝7敗とし、イースタン・カンファレンス6位の座を堅持。4年ぶりのプレーオフ進出を目指す新進気鋭のチームは、ヤングとカペラの活躍でこのまま白星先行といきたいところだ。
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