2021.04.19
今季のNBAは例年以上にシード順争いが大混戦。3月25日(現地時間24日、日付は以下同)終了時点でイースタン・カンファレンスでは4位から9位までが2.0ゲーム差、ウェスタン・カンファレンスでも5位から8位までが2.5ゲーム差の僅差となっている。
そんななか、8シーズンぶりのプレーオフ進出を目指すニューヨーク・ニックスは、ここまでイースト6位の22勝22敗と大健闘。5位のマイアミ・ヒート、7位のアトランタ・ホークスとは同じ戦績で、1試合の勝敗によって順位が入れ替わる状況ではあるが、プレーオフ出場圏内をキープ。
そのニックスで大車輪の活躍を見せているのが、今季オールスターに初選出されたジュリアス・ランドルだ。203センチ113キロと屈強な身体を持つ26歳は、ここまでいずれもチームトップかつキャリアハイとなる平均37.1分23.3得点10.9リバウンド5.9アシストと絶好調。
24日に行なわれたワシントン・ウィザーズ戦では、第1クォーターで14得点、第3クォーターには16得点の集中砲火を浴びせて相手を一蹴。131-113の快勝へと導く殊勲者となった。
「僕は自信を持っているんだ。シューターとして向上するために、自分が昨夏にどれだけハードに練習してきたかを知っている。だから本当に、僕はこの結果に驚いてはいないんだ。うまくできているってことさ」。
ウィザーズ戦後、ランドルは今季好調の3ポイントについてそう語り、自信をのぞかせていた。試合序盤からスムーズに長距離砲を沈めたオールスターフォワードは、この日10投中7本を決め切り、自己最多タイの成功数をマーク。試合全体でゲームハイの37得点に6リバウンド2アシストを残している。
26日にはウィザーズとの再戦が控えており、相手はランドルのペイントアタックだけでなく、3ポイントも抑えるべく対策を練ってくることが予想できる。だが自信を増したランドルが、ウィザーズのディフェンス陣を返り討ちにするほどの活躍を見せたとしても、決しておかしくはない。
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