2021.03.28

サンダーが今季残りを若手中心で戦うことを明言、ベテランのホーフォードは欠場へ

ホーフォードが今季残り試合を欠場することに[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 3月28日(現地時間27日、日付は以下同)。オクラホマシティ・サンダーは今季残り28試合を若手中心で戦っていくため、アル・ホーフォードは試合に出場しないことを発表した。

 昨年12月に正式に成立したトレードで、フィラデルフィア・セブンティシクサーズから加入したホーフォードは、キャリア14年目の34歳。オールスター選出5度を誇る206センチ108キロのビッグマンは、ここまで28試合すべてにスターター起用されており、平均27.9分14.2得点6.7リバウンド3.4アシストを記録。

 平均得点はここ5シーズンで最も高く、3ポイント成功数(平均2.0本)はキャリアハイだったものの、今季残りはチームの練習施設でトレーニングし、サンダーのチームメートとして過ごすことになるという。

「(サンダーへ)加入した時、私はこのチームの方向性を理解していました。結果として、私はサンダーで本当に良いバスケットボールをプレーできました。それと同時に、若くて高い目標を掲げている選手たちにとって、シーズンのこの時点で出場時間を得ることが彼らのキャリアと今後の成長にとってどれだけ重要なのかは分かっています。そしてこの組織にとって、彼らに機会を与えることがどれほど重要なのかも理解しています」。

 ホーフォードはリリースの中でそう話しており、サム・プレスティGM(ゼネラルマネージャー)らと話し合って決めたことだと明かしている。

 サンダーは27日終了時点で、ウェスタン・カンファレンス13位の19勝25敗。プレーイン・トーナメント出場圏内にいる10位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(22勝24敗)とは2.0ゲーム差のため、プレーオフに進出する可能性は残されている。

 だがエースのシェイ・ギルジャス・アレキサンダーが右足の足底筋膜炎のため無期限の離脱となっており、大幅な戦力ダウンの見込みということもあり、若手育成にフォーカスする方針へと切り替えたのだろう。

「私は彼らをサポートしていくことを楽しみにしています。彼らのことを観て、正しくプレーし続けることができるか、私たちがこれまでやってきたようにシーズンを通して一緒にプレーしていくことができるか見ていきます」。

 ホーフォードはリリースの中でそう語っており、今季終了までは裏方に回って若手選手たちをサポートしていくこととなる。

アル・ホーフォードの関連記事