2021.04.29
4月6日(現地時間5日、日付は以下同)に行なわれたニューヨーク・ニックスとブルックリン・ネッツによる“ニューヨーク対決”第3ラウンドは、ホームのネッツが114-112で激戦を制し、シーズンスウィープを飾った。
5日のシカゴ・ブルズ戦を107-115で落とし、連勝が4でストップしたネッツだが、この勝利でイースタン・カンファレンス単独首位となる35勝16敗とした。
「チーム全体で勝ち取った勝利だった。多くの選手たちがステップアップしていた。特にベンチメンバーがね。彼らがコートで違いをもたらしてくれたよ」。
ネッツでは試合後にそう振り返ったカイリー・アービングがゲームハイの40得点に7アシスト、残り3.7秒に決勝点となるフリースロー2本を沈めたジェフ・グリーンが23得点、ジョー・ハリスが16得点8リバウンド2スティール、アリーゼ・ジョンソンが12得点7リバウンドを記録。
この試合で殊勲の活躍を見せたカイリーについて、スティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)は「彼はすばらしいバスケットボールプレーヤー。勝負どころでチームに勝利をもたらすべく、戦ってくれた。それに多くの選手たちが本当にいいプレーを見せてくれた」と称えた。
一方のニックスでは、RJ・バレットが22得点、レジー・ブロックが21得点、ジュリアス・ランドルがトリプルダブル(19得点15リバウンド12アシスト)、デリック・ローズが16得点を残すも、勝利には一歩及ばずに惜敗となった。
ただ、ネッツはこの試合で3試合ぶりに復帰したジェームズ・ハーデンが試合開始から約4分で再びコートを後にした。右ハムストリングの張りによって2試合を欠場していたハーデンだが、この試合前にナッシュHCは出場時間の制限を設けないと話していたものの、再び同箇所を痛めてしまったことで離脱。
ケビン・デュラントも2月14日を最後にハムストリング負傷によって試合に出場できていないだけに、スーパースターたちのコンディショニングに不安を残した。
デュラントは試合前のシュートアラウンドでコートに立っており、プレーする準備が整ってきたように思えるが、指揮官は「(いつ復帰するか)決めることはできない」と明言を避けている。
今年1月中旬にハーデンがトレードで加入後、ネッツは38試合を消化したものの、デュラント、ハーデン、カイリーの3選手がそろい踏みしたのは7試合(5勝2敗)のみ。チームはイースト首位の座を争っているとはいえ、レギュラーシーズン終盤に差し掛かってくる時期なだけに、今後に向けて気がかりである。
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