2021.06.29

41得点の活躍でクリッパーズを勝利に導いたジョージ「降参するつもりはない」

圧倒的な得点力でクリッパーズを勝利へと導いたジョージ(右)[写真]=Getty Images
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「サンズは僕らを打ちのめさなければならない」

 6月29日(現地時間28日)、ロサンゼルス・クリッパーズはアウェーでフェニックス・サンズとのウェスタン・カンファレンス・ファイナル第5戦に挑んだ。

 クリッパーズはこの日もカワイ・レナードが右ひざの故障で欠場し、シリーズも1勝3敗とあとがない状況。だが試合序盤からマーカス・モリスレジー・ジャクソンを中心にリードを得ると、第3クォーターでは次々とジャンパーをヒットさせたポール・ジョージが20得点のパフォーマンスを披露。逆転勝利を狙うサンズを最後は突き放し、116-102で勝利した。

 この第5戦でシリーズを2勝3敗にし、ホームで行われる第6戦へと望みをつなげたクリッパーズ。この貴重な白星に大きく貢献したのは紛れもなくジョージだろう。80-84で敗戦した第4戦ではシュートタッチに苦しんだものの、この試合では20本中15本のショットを成功させ、41得点13リバウンド6アシストをマーク。「僕らは決して屈せず、降参するつもりもない。彼ら(サンズ)は僕らを打ちのめさなければならない」と、試合後にコメントしている。

 またジョージのほかにも、ジャクソンが23得点5リバウンド、モリスが22得点を記録。指揮官であるタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は「誰がコートに立っていようとも、毎晩彼らは競争に身を駆り立て力を尽くしている。仕事はまだ終わっていないが、今日は敵地で諦めずに勝利を手にした」と、語った。

 一方、ホームでファイナル進出とはならなかったサンズ。22得点8アシストを残したクリス・ポールは「彼らは果敢にアタックをして、第4戦の僕らみたいに試合に挑んでいた。彼らのやりたいようなプレーを許してしまったけれど、僕らも修正と改善をしていかないといけない」と、コメントを残した。サンズはほかにもデビン・ブッカーが31得点4リバウンド3アシスト2スティールを記録している。

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