2021.06.29
6月27日(現地時間26日、日付は以下同)に行なわれたウェスタン・カンファレンス・ファイナル第4戦。ロサンゼルス・クリッパーズは、第3クォーターに16点ビハインドを背負うも、なんとか1点差まで肉薄する奮闘を見せた。
もっとも、試合は80-84で勝利には届かず、1勝3敗でシーズン終了まであと1敗にまで追い込まれてしまった。スコアが示すとおり、この試合は両チームともフィールドゴール成功率40.0パーセント未満、3ポイント成功率でも20.0パーセント以下に終わるというディフェンシブな展開。だがホームのクリッパーズは同点または逆転を狙ったショットを12本連続で落としてしまい、一度もリードできずに敗れることに。
この試合、クリッパーズではポール・ジョージが23得点16リバウンド6アシスト、レジー・ジャクソンが20得点5リバウンド、イビツァ・ズバッツが13得点14リバウンド、テレンス・マンが12得点4リバウンドと続いた。
だが残り約4分という終盤で、クリッパーズは7本のショットを落とし、ターンオーバーを2本犯してしまい、フェニックス・サンズに3勝目を渡してしまった。
これにはジャクソンも「僕らは不調に陥ってしまった。タフだよ。窮地に陥ってしまった。この負けられない試合の中でね」と言えば、ジョージも「なんとか乗り越えようとトライしていたけど、できなかった。こうなってしまったのは本当にタフなことだ」と口にしており、ショックを隠せなかったことは言うまでもない。
また、30本以上の3ポイントを放ちながら、歴代ワースト6位タイの16.1パーセントという成功率に終わったことも響いた。「もう少し入っていれば…。でもシーズンのこの時期に言い訳なんて言っていられない。選手たちは少し疲れていたのかもしれない。我々は戦い続けていかなければならない」とタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)も悔しさをにじませていた。
サンズに王手をかけられたとはいえ、シーズンはまだ終わっていない。クリッパーズはシリーズを長引かせるべく、29日に行なわれる第5戦に必勝態勢で臨むべく、何とか立て直していきたい。
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