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いよいよ開幕したNBAファイナル。フェニックス・サンズは球団史上初のNBA制覇、ミルウォーキー・バックスも1971年以来の優勝がかかっており、どちらも球団の歴史にマイルストーンを刻むためには負けられない戦いとなる。
しかし、その一方で一つの歴史が終焉を迎えた。
ユニークなデータ分析でお馴染みの『StatMuse』によると、2020-21シーズンのファイナルは、37年ぶりにシャキール・オニール(元オーランド・マジックほか)の元チームメートが出場しないシリーズとなるという。
One of the greatest streaks in NBA history has come to an end.
A former teammate of Shaq’s had made it to 37 straight NBA Finals. With Rajon Rondo eliminated, that streak is now over.
(Submitted by @DeePee30) pic.twitter.com/iobjZuvSL9
— StatMuse (@statmuse) July 1, 2021
現在、ワーナー・エンターテイメント傘下の「TNT」で解説を務めているシャックは、1992年のドラフト1位でマジックに指名されてNBAキャリアをスタートし、ロサンゼルス・レイカーズ(1996〜2004年)、マイアミ・ヒート(2004〜2007年)、フェニックス・サンズ(2007〜2009年)、クリーブランド・キャバリアーズ(2009〜2010年)、ボストン・セルティックス(2010〜2011年)でプレー。19年間の現役生活で、4度のNBAチャンピオンに輝いた。
そんなThe Dieselの元チームメートによるファイナル連続出場記録だが、昨年と一昨年はキャブス時代にプレー経験のあるダニー・グリーン(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)が、前所属のレイカーズとトロント・ラプターズで優勝を経験。また、2018年にはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が、キャブスのラストイヤーでファイナルに登場している。
それ以前もサンズ時代にチームメートだったジャーニーマンでマット・バーンズ(元ゴールデンステート・ウォリアーズほか)にはじまり、モー・ウィリアムス(元ミルウォーキー・バックスほか)、リアンドロ・バルボサ(元フェニックス・サンズほか)、レイ・アレン(元ボストン・セルティックスほか)、ユドニス・ハスレム(マイアミ・ヒート)、デレック・フィッシャー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)など、毎年誰かしらがリングを争ってきた。
今年は、ラジョン・ロンド(アトランタ・ホークス)にその可能性が残されていたが惜しくもカンファレンスファイナルで敗退。37年間のファイナル連続出場記録は、シャックのNBAキャリアスタート前からの換算となるため、やや後付け感は否めないが、それでも偉大な記録であることに変わりない。
それと同時に、時代の移り変わりを感じずにはいられない。シャックの次の世代にあたるレブロン、クリス・ポール(フェニックス・サンズ)、カーメロ・アンソニー(ポートランド・トレイルブレイザーズ)らもいよいよキャリア晩年を迎え、最近は新時代の台頭が著しい。
果たしてこの先、シャックに匹敵する記録を打ち立てる選手は現れるのだろうか。
文=Meiji
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