2021.07.08

サンズのセンター、ダリオ・シャリッチが戦線離脱…指揮官は「胸が張り裂ける状況」

ファイナル初戦で大ケガを負ってしまったシャリッチ(左)[写真]=Getty Images
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 7月8日(現地時間7日、日付は以下同)。フェニックス・サンズはバックアップセンターのダリオ・シャリッチが右膝の前十字靭帯断裂により、無期限の離脱になることを発表した。

 サンズは7日に行なわれたミルウォーキー・バックスとのNBAファイナル第1戦を118-105で勝利していたものの、シャリッチは第1クォーター途中にコートへ立つも、残り1分43秒に相手チームの選手と接触した際に右膝を負傷。

 足を引きずりながら、スタッフたちと共にロッカールームへ下がり、この日はコートに戻らないとチーム側が発表していたのだが、右膝に大ケガを負ったことにより、シリーズ全休どころか長期離脱を余儀なくされることに。

 モンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)は「本当に胸が張り裂ける状況の1つだ。ダリオは私が2度コーチしてきた男で、フィリー(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)でコーチしたことに加え、このチームでもそのチャンスに恵まれていた。彼はサンズのバスケットボールそのものだった。ハードワーカーであり、すばらしい男なんだ。ファイナルでプレーすることをものすごく楽しみにしていたんだ」とコメント。

 そして「数分プレーして、このようなケガをしてしまった。今朝このことを知らされた時は辛いものだった」とビッグマンの無念の離脱を悲しんでいた。

 シャリッチは今季、レギュラーシーズンで50試合(うち先発は4試合)に出場して平均17.4分8.7得点3.8リバウンド1.3アシストを記録。プレーオフでは14試合の出場で平均10.5分4.5得点2.5リバウンド1.0アシストに3ポイント44.4パーセントを残していた。

 サンズとしては、ディアンドレ・エイトンの貴重なバックアップを1人失うこととなった。9日の第2戦では、前試合と同様にフランク・カミンスキーのプレータイムを増やして対応していくこととなる。