マブスのキッドHCがドンチッチについて「周りとは一線を画す特別な選手」

現役時代に優勝に貢献したマブスの新たな指揮官に就任したキッドHC（中央）［写真］＝Getty Images

バスケットボールキング編集部

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「私のここでの仕事は、より彼がゲームを戦いやすいように手助けすること」

　2019－20シーズンから今シーズン終了まで、ロサンゼルス・レイカーズでアシスタントコーチを務めていたジェイソン・キッド。この2シーズンの間は、新天地でヘッドコーチ（HC）に就任することが噂されていたが、このオフシーズン中に現役時代に優勝に貢献したダラス・マーベリックスの指揮官となった。元選手としてもコーチとしても経験豊富なキッドだが、来シーズンは古巣での活躍が期待されている。

　そのキッドHCは『ESPN』に出演し、若きスターであるルカ・ドンチッチや来シーズンについての抱負を語った。「ルカは周りとは一線を画す特別な選手だ。ほかの22歳とは異なり、彼がその年齢ですでに成し遂げている多くのことを鑑みれば、どれだけ優れた選手なのかわかるはずだ」とドンチッチを評価。

　またヘッドコーチとして今後取り組んでいくことに関しては、「私のここでの仕事は、よりルカがゲームを戦いやすいように手助けすること。それからリーダーになれるように指導することだ。すでに彼は22歳にしてチームのリーダーだが、より試合で優位に戦えるようにするためにも、あらゆる側面から彼を支えていきたいと思う」とコメントを残している。

　今シーズンでNBA3年目を迎えたドンチッチは、レギュラーシーズンで平均27.7得点8.0リバウンド8.6アシストという高水準をマーク。さらにロサンゼルス・クリッパーズとのプレーオフファーストラウンドの7試合では、平均35.7得点7.9リバウンド10.3アシストという成績をたたき出していた。来シーズンは、キッドHCがどのようにして才能あふれるドンチッチのポテンシャルをさらに引き出していくのか、注目していきたい。